いつもちこくのおとこのこ の商品レビュー
ノーマンが学校にいこうとすると、わにがマンホールから現れてかばんにかみついて離さない。それで遅刻。先生は、このあたりのマンホールにはワニはいないと言う。もううそはつきません、てぶくろもなくしません。と300回書かされた。次の日も、また次の日も色んなことに襲われるけど、いつも怒られ...
ノーマンが学校にいこうとすると、わにがマンホールから現れてかばんにかみついて離さない。それで遅刻。先生は、このあたりのマンホールにはワニはいないと言う。もううそはつきません、てぶくろもなくしません。と300回書かされた。次の日も、また次の日も色んなことに襲われるけど、いつも怒られてバツ受ける。ある日、何事もなく学校に行けたんだけど…。 バーニンガムらしいテンポある文章と、最後にスカッとするようなオチ。短いので、読み聞かせにも向いてそうです。
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ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシーという長い名前の繰り返しが、まるでマザー・グースの歌のようで、口に出して読むと楽しくなります。谷川俊太郎先生の訳だからかも。遅刻の理由を真面目に申告し、信じてくれない先生の強圧ぶり(でも鞭でしばいたりしない)と対照的な、淡々と罰を受ける態...
ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシーという長い名前の繰り返しが、まるでマザー・グースの歌のようで、口に出して読むと楽しくなります。谷川俊太郎先生の訳だからかも。遅刻の理由を真面目に申告し、信じてくれない先生の強圧ぶり(でも鞭でしばいたりしない)と対照的な、淡々と罰を受ける態度が笑えます。 落ちがまたマザー・グースっぽくて、いいですねえ。英語の原文だと韻を踏んでいたりするのかな。
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4年生への読み聞かせに読みました。 ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー と長くて わたしにも子ども達にも呪文のような名前で、 この音で絵本の世界に引き込まれるような気がします。
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再読。以前おもしろくて何度も読み返した絵本。表紙を開くと、一面に I must not tell lies about crocodiles and I must not lose my gloves という英文がぎっしりと繰り返し書かれている。その謎もすぐにわかる。長い名前の...
再読。以前おもしろくて何度も読み返した絵本。表紙を開くと、一面に I must not tell lies about crocodiles and I must not lose my gloves という英文がぎっしりと繰り返し書かれている。その謎もすぐにわかる。長い名前の繰り返しがとにかく楽しい。普通ではあり得ない理由で遅刻してしまう男の子。見るからに怖そうで(人を見た目で判断してはいけないけど)全く信じてくれない先生。最後に2人の立場が逆転するところが面白い!
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「さぁて、ちゃんと読めるかなぁ…」と読み聞かせし始めた1冊。はじめは名前が長くて何度かつっかえたりするんですけど、それが逆に面白かったみたいで、1年くらい経った今になっても、あのながーい名前の絵本どこ?と聞きに来てくれる一冊。子ども同士で読み聞かせしあったりして楽しんでます。 お...
「さぁて、ちゃんと読めるかなぁ…」と読み聞かせし始めた1冊。はじめは名前が長くて何度かつっかえたりするんですけど、それが逆に面白かったみたいで、1年くらい経った今になっても、あのながーい名前の絵本どこ?と聞きに来てくれる一冊。子ども同士で読み聞かせしあったりして楽しんでます。 お話もちょっと大人を小馬鹿にしたような終わりで小学校低学年くらいにはちょうど良かったのかも。また機会があったら読み聞かせしたい一冊です
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4歳。先生に反論するでもなくやり込めるでもなく、最後は冷静に見限るところがなんとなくイギリスっぽいなと面白かったです。
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「ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー、おべんきょうしに てくてく でかける」 ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシーはずいぶん早起きして学校に向かうのですが、いつも考えられないようなトラブルに巻き込まれ、遅刻してしまうのです。 ある日はわにがかばんに食いつき、ある日...
「ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー、おべんきょうしに てくてく でかける」 ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシーはずいぶん早起きして学校に向かうのですが、いつも考えられないようなトラブルに巻き込まれ、遅刻してしまうのです。 ある日はわにがかばんに食いつき、ある日はライオンがズボンをやぶくといった具合に。 理由を話すけれど、先生は聞く耳を持たず。 罰として「うそは つきません」と300回書いたり、400回唱えたり。 何事もなく、遅刻もせずに学校に行くことができた日、先生はけむくじゃらのゴリラにつかまっていました。 「おおきな けむくじゃらの ゴリラなんてものは このあたりの やねには いませんよ、せんせい」 そうして、もっと勉強できる場所に出かけて行ったのです。 勉強がしたくて学校に行ったのに、理不尽に叱られ、勉強もさせてもらえない。 もしわが子だったらと思うとヤキモキしましたが、最後に彼の方から先生を見限ったのには爽快でした。 とてもリズム感のいい文章で、読み聞かせしやすいです。
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子どもは子どもの世界を持っていていつも大変。子どもことを全く理解しようしないと大人(教師)、ラストが痛快。
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息子7歳2ヵ月 息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読むようになってきて、母はサミシイ。 〈親〉 絵が好き ◯ 内容が好き ◯ 〈子〉 何度も読む(お気に入り) ◯ ちょうど良いボリューム ◯ その他 ◯ よほど気に入ったのか、なんども読ん...
息子7歳2ヵ月 息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読むようになってきて、母はサミシイ。 〈親〉 絵が好き ◯ 内容が好き ◯ 〈子〉 何度も読む(お気に入り) ◯ ちょうど良いボリューム ◯ その他 ◯ よほど気に入ったのか、なんども読んでいました。 何かひとりごと言っているな、と思ったら本文を何度も暗唱していました。 たにかわしゅんたろうさんの日本語のちから?! うそをついていないのに、うそをついているといわれて罰を与えられる「ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー」。 何度も出てくる男の子の名前。 音が心地良い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
うーん!面白いです! 「いつもちこくのおとこのこ、ジョンパトリックノーマンマクヘネシー」、という一続きの言葉がくり返し出てきて、文字通りジョンは、学校に行くたびに毎度毎度、変なものに遭遇して遅刻する。大人はそんなジョンの事情を信じてくれず、「もう遅刻しません」とノートに数百回書かせたり、廊下に立たせて数百回言わせたりする。令和の現代にそんなことやってる教師はいないと思うけど(いや、いるかも笑)、昭和にはやってたなぁ。 百回書こうと、二百回叫ぼうと、やっぱりジョンは次の日も、変なものに遭遇して遅刻してしまう。 それを、「ジョン、〇〇に遭って遅れる」ではなく、いちいち「ジョンパトリックノーマンマクヘネシー」と、息子がくり返すのが面白くて、絵本を声に出して読むのって楽しいなぁと、心から思えました。
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