二つの祖国(下) の商品レビュー
戦後を迎えても心休ま…
戦後を迎えても心休まる事のない日系2世の人達。ラストは涙なくして読めませんでした。
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戦勝国が敗戦国を裁く…
戦勝国が敗戦国を裁く東京裁判。日系2世が広島、長崎に投下された原子爆弾で日本人としての血が。日系2世の苦悩。考えさせられた。
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日本が戦争に負けた後…
日本が戦争に負けた後、戦争裁判ではどのような事が起きていたのか。私たち戦争を体験していない日本人はこの本を通じて戦争を少しでも知る必要があるのだはないでしょうか。
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勝戦国アメリカと敗戦…
勝戦国アメリカと敗戦国日本の間で多くの疑問を感じながらも裁判は進んでいく、自分の心に正直であり続けようとする主人公の姿勢には考えさせられるものがあります。
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東京裁判のいちばんの山場。でも、ちょっと読むのが辛かった。 ケーンの真っ直ぐ過ぎる人柄も重かった。もっと、要領良く生きられたなら、良かったのに。 被爆したナギコの最後までも辛かった。 戦争とはこういうものなのですね。
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二つの祖国を持つ日系二世が見た東京裁判とA級戦犯。 アメリカはその後、強制収容の過ちを認め賠償し、オバマ大統領が原爆ドームを訪問したが、ヒロシマ、ナガサキの公的な謝罪はあったか。 そして日本の戦後賠償、さらには戦後教育は正しかったか。 「大地の子」「不毛地帯」を経た上での「二つ...
二つの祖国を持つ日系二世が見た東京裁判とA級戦犯。 アメリカはその後、強制収容の過ちを認め賠償し、オバマ大統領が原爆ドームを訪問したが、ヒロシマ、ナガサキの公的な謝罪はあったか。 そして日本の戦後賠償、さらには戦後教育は正しかったか。 「大地の子」「不毛地帯」を経た上での「二つの祖国」のラストに過去と今を考える。
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日系二世の題材は初めて読んだ。 米国への移住自体が苦労だらけであったはずなのに、太平洋戦争開戦と同時に敵国人、ジャップと罵られて強制収容所へ。収容所内では米国への忠誠を誓うかなどのテスト、それによる待遇の変化、更に戦地での兄弟との遭遇、そして戦後の翻訳員としての苦難。かなりのボリ...
日系二世の題材は初めて読んだ。 米国への移住自体が苦労だらけであったはずなのに、太平洋戦争開戦と同時に敵国人、ジャップと罵られて強制収容所へ。収容所内では米国への忠誠を誓うかなどのテスト、それによる待遇の変化、更に戦地での兄弟との遭遇、そして戦後の翻訳員としての苦難。かなりのボリュームの三冊構成であったが、天羽賢治1人の人生を語るにおいて無駄がない作品だった。極東国際軍事裁判の描写も、かなり難解で読み進めるのにかなり時間を要したが、史実に基づき事細かに再現されており当時の裁判がいかに不平等であったかの現実を突きつけられた。 最後まで息つく暇のないとても濃い1作。
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★2.5。 題材云々はさておき、小説としてあんまり面白くない、率直に言って。 筋が読めすぎるし、何より書き込みすぎる。読者に想像の余地を与えようとしてない、少なくとも本作では。であれば研究的書籍の方に分があると思います、当方にとっては。小説としていけてないなと。 あと最後の締めに...
★2.5。 題材云々はさておき、小説としてあんまり面白くない、率直に言って。 筋が読めすぎるし、何より書き込みすぎる。読者に想像の余地を与えようとしてない、少なくとも本作では。であれば研究的書籍の方に分があると思います、当方にとっては。小説としていけてないなと。 あと最後の締めに既視感が。『華麗なる一族』でしたでしょうか?こういう佇まいというか気持ちが好きな作家なんだろうなとは思いました。
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超、東京裁判の勉強になる。かなり精緻&まとめる手腕に驚く。ラストは山崎豊子的だが、個人的には全く頂けない。
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文句なしの5スター。著者のこの作品に対しての思い入れと狂人な意志には感服する。これを書ききるまでにどれほどの取材に行きと資料を読んだのか計り知れない。 戦争についての日本側からの太平洋戦争ではなく、日系2世のアメリカ側からの視点の作品。これまでと違った隠された日本人目線。このWW...
文句なしの5スター。著者のこの作品に対しての思い入れと狂人な意志には感服する。これを書ききるまでにどれほどの取材に行きと資料を読んだのか計り知れない。 戦争についての日本側からの太平洋戦争ではなく、日系2世のアメリカ側からの視点の作品。これまでと違った隠された日本人目線。このWW2は日系二世なくては語れないくらいの戦争だったのではないか。 日本側からの歴史では焦点を当てなかった、俘虜への虐待と戦地住民へのサディスティックなまでの虐殺。 アメリカは日本の敗戦意志をくみ取ってのハーグ条約違反の2機の原子爆弾後の現実をどうみているのか。日本がオフィシャルに白旗を上げないことを理由として人体実験をしたいがためのあとづけの理由だったのではないか。 戦勝国が敗戦国を裁く一方的な裁判は的確だったのか。 そしてその場所での戦勝国からのあからさまなトイレでのracial classification 。 父なる日本と母なるアメリカの二つの視点だからこそ見える矛盾とやるせなさ。 日本のトップが導いた戦争という決断がこれほどまでに、関係のないものをフィジカルにそしてメンタルに引きちぎっていく。天皇万歳と最後まで謳った日本のトップたちの天皇神説のような宗教的なにおいが怖くなる。信仰は人を救いもし、人をコントロールもし滅亡もさせる。 信仰にコントロールされずに自分の意志と考えで行動をあらたまなければ同じことが繰り返されるかもしれない。 今の平和な日本人に対しての警告と受け止めなければいけない。
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