森田療法 の商品レビュー
人間は良い面と悪い面どちらも持っているからこそ人間らしいといえるのだなと学びました。 今までは良い面ばかりを大切にし、悪い面を無いものとしていました。しかし、それは自然の摂理に反することであり、自分で自分を追い詰めている行為だと気付かされました。 著者の大変濃い実体験には衝撃を...
人間は良い面と悪い面どちらも持っているからこそ人間らしいといえるのだなと学びました。 今までは良い面ばかりを大切にし、悪い面を無いものとしていました。しかし、それは自然の摂理に反することであり、自分で自分を追い詰めている行為だと気付かされました。 著者の大変濃い実体験には衝撃を受けました。幼少時期、思春期、現に今も逃避を試みようとすることが多かったと書かれていましたが、死に直面した場面であっても、逃避よりも人間の尊厳を優先に行動していた著者はとても強い方だと感じました。 あるがままの自分を大切に認め、受け入れつつ、人間の尊厳として自己目的を達成できるような行動をしていきたいです。
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ストレスマックスな日々。 こうあるべき!という思いが溢れかえり、だんだん年齢と共に許せないことが増えたような。もっとゆるみたい。なんでこんなに頑なになってきた?と感じたタイミングでこの本に出会いました。 すごいです。 後半では、筆者が残りの人生を賭けて書かれた気迫を感じる。 ...
ストレスマックスな日々。 こうあるべき!という思いが溢れかえり、だんだん年齢と共に許せないことが増えたような。もっとゆるみたい。なんでこんなに頑なになってきた?と感じたタイミングでこの本に出会いました。 すごいです。 後半では、筆者が残りの人生を賭けて書かれた気迫を感じる。 そんな貴方が命を賭けて書いてくださった本によって、時代を超えて、ここにひとりめちゃくちゃ救われた人ここにおります!と叫びたくなりました。泣きました。 とらわれ、はからい、大なり小なりどんな人にもある。 人生味わいつくしたい、愛に溢れた豊かな人生を生きたい。私もそんな「生への欲望」が強いです。 「生への欲望」が強くて、それでもいいんやな。その思いの扱い方をちょっと大事にしよう。そう思えただけで、スーッと肩の荷がおりました。 生への欲望が強いこと、現実の状況があるパターンで うまくいかなくなったとき、もうまるっきり私はダメなんじゃないかと思い、まだ起こってもいないことを想像し、怖くて仕方がなくなる。その思いをなくしたくて、とにかく必死になり、とにかく誰でも何でも仕事を受けて容易な「ありがとう」を得ようとする。そして、ストレスが大きくなる。それ私の、パターンやなあ。笑えてきました。 私の人生、豊かに味わいたいんやな。そのために、 怖いけどまあ進もうか。 プールの水に、初めて顔つけたときの感じと似てる! また悩んだら、必ず読み返そうと思います。 2024年、いまんとこNO1の出会い。
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生きることの自由とは意味の実現にかけることなんです。 森田療法とは 自己否定的な考え(逃避欲求/より楽な方に逃避したい)を そっくりそのまま受け容れて放置し(あるがまま) 自己実現欲求(真の欲望)に集中すること (目的本位) 誰しも不安があるのは常。 ないことにしようすれば...
生きることの自由とは意味の実現にかけることなんです。 森田療法とは 自己否定的な考え(逃避欲求/より楽な方に逃避したい)を そっくりそのまま受け容れて放置し(あるがまま) 自己実現欲求(真の欲望)に集中すること (目的本位) 誰しも不安があるのは常。 ないことにしようすれば却ってそれに気がとらわれる。 神経症者はマイナスの感情を消そうと無駄な努力をしている。 人 対人恐怖症は本当に人が怖いのではなく、 他人にどう思われるかが怖い。 つまりどこかで人に期待してしまっている。 今好かれてるから嫌われたくない 面白いと思われたいとかいう人のところエゴ。 ドストエフスキー 彼自身が神経症に悩んでいたがそれを芸術に昇華させた 書き続けた 不安だから準備する 準備するから成功する つまり不安がなければ成功しない。
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強迫神経症と言われる自分のことが理解できた。 こうありたいという目標が高い。やりたい事が多い。やりたいレベルが高い。 しかし、現実の自分の姿はそうできない。神経症的な欠点がある。 全然出来ないから逃げ出したいという気持ちがある。 そういう人が、自分の欠点を認め出来ないまま...
強迫神経症と言われる自分のことが理解できた。 こうありたいという目標が高い。やりたい事が多い。やりたいレベルが高い。 しかし、現実の自分の姿はそうできない。神経症的な欠点がある。 全然出来ないから逃げ出したいという気持ちがある。 そういう人が、自分の欠点を認め出来ないままの自分で、それでもやはり自分のやりたい事、なりたい自分を目指して生きていく 始めは神経症の原理などが説明されているけれど、最終的には、そういう自分がどう生きていったら良いのか、著者が自分の経験を元に私を励ましてくれた。 人生の指南書になったかもしれない。
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本書は末期ガンによる副作用で失明した筆者が、担当編集者への口述筆記で完成させたものですが、ガンの痛みや身体の不自由さを抱えながら、なぜそこまでして書き上げたかったのか。そこに、筆者自身が「森田療法」具現者としての生き証人足らんとした事実を知ることになります。筆者による「あとがき」...
本書は末期ガンによる副作用で失明した筆者が、担当編集者への口述筆記で完成させたものですが、ガンの痛みや身体の不自由さを抱えながら、なぜそこまでして書き上げたかったのか。そこに、筆者自身が「森田療法」具現者としての生き証人足らんとした事実を知ることになります。筆者による「あとがき」で明らかにされる事実はまるで、重厚なミステリーの種明かしを聞かされる様な衝撃と感動が味わえます。 森田療法とは、神経療法の理論全体を指す言葉です。キーワードは「あるがままを生きる」。ここでの「あるがまま」とは、症例として現れる不安や苦痛をあるがままに受け入れながら、こうありたい自分像に向って(目的本位)行動し、自己実現を目指すことを目的とします。 対人恐怖症だった銀行員の話など具体的なケースが理解を助けます。 結局、神経症自体、当事者にとっては苦痛以外の何ものでもないが、実は苦悩や葛藤を通じて、「とらわれ」からの解放を経験することでより自由で豊かな人間形成を可能とする面にも注目するのが森田療法です。
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神経質(症)な人に与える、「あるがまま」という考え方。 苦悩(とらわれ)を取り除くことに神経を使うのでなく、それを認めた上で、自己実現に神経を使う。 ・・・神経質的になった時に欲しくなる言葉が満載。オススメ。
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「あるがまま」とは 自己の「とらわれ」の内容を理解し認め、 「生の欲望」を実現すべく目的本意の行動をとり、自己陶冶、自己確立をはかり、創造的な生き方を試みることである。 あとがきには、筆者の特殊な事情が記され「生きる意味」が貫かれていた。
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あとがきにもあるように、著者の岩井は末期ガンに体を蝕まれながらも、口述筆記により本書を書いた。 いわばこれは魂の書である。 森田療法のエッセンスを踏襲しながらも、独自の考え方を加えながら説明している。 特に発達論などは森田の説を批判し、環境要因の大切さを述べている。まさに岩井式...
あとがきにもあるように、著者の岩井は末期ガンに体を蝕まれながらも、口述筆記により本書を書いた。 いわばこれは魂の書である。 森田療法のエッセンスを踏襲しながらも、独自の考え方を加えながら説明している。 特に発達論などは森田の説を批判し、環境要因の大切さを述べている。まさに岩井式森田療法だ。 そのため、基礎的な内容は触れているが、教科書ではないため、単に森田療法の基本を知りたいという方には適さないだろう。 しかし、この本に書かれている、精神交互作用のカラクリ、あるがままに生きることの大切さ等は、より良い人生を歩むために知っておきたい事柄だ。豊富な事例を通して、それらがわかりやすく語られている。 是非、全ての人に読んでもらいたい。
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私は、臆病な人間で、不安で石橋をいつまでも叩き続けて渡れない。 けれど、人生は、選択しなければ前に進めないし、選択せずに逃避してしまったら、不安を避けることはできるが、目的は達成できずにタイムオーバーだ。 怖いけれど前に進む選択をすること。そうすることが大切なんだと教えてもらった...
私は、臆病な人間で、不安で石橋をいつまでも叩き続けて渡れない。 けれど、人生は、選択しなければ前に進めないし、選択せずに逃避してしまったら、不安を避けることはできるが、目的は達成できずにタイムオーバーだ。 怖いけれど前に進む選択をすること。そうすることが大切なんだと教えてもらった。 これからも悩んだりしたときに読みたい。
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不安や葛藤は無理に消そうとせずそのままにして行動に移しましょう、当たり前のようなことだけれど専門家が書いた文章として改めて読むと納得感がある 実践するのはなかなか難しいけどもね、、
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