JIN-仁-(1) の商品レビュー

村上もとか(著者)

2009/10/04

本作は、どっちかと言うと、『面白すぎる』(ぇ)。と言うのは、冗談ではなくて、ホントに面白い。今流行りの、『医療』モノである本作品は、他の医療モノとは一味違う。一番面白い、『ブラックジャック〜』なんて目じゃない。(笑)なぜなら・・・、『江戸時代末期』を舞台にした、『タイムスリップ』ものだからです！！(笑)話は、凄腕の外科医(確か)である南方先生が、頭の中に、『幼児』の形をした腫瘍を持つ患者の手術をしたところから始まります。不思議な形をした腫瘍に興味を持ちつつ、そして患者のことを気にしていた南方先生は、偶然にもその患者が、かつて自分の頭の中にあった『腫瘍』を手に持ち、病院を脱走しようとしている処に出くわすのです。で、優しい南方先生は、『どうしたのですかー？！』と言いながら、その患者の後を追いかけようとした処で、階段から転げ落ちてしまいます。そして次の瞬間、周りの景色は、見覚えるのある病院ではなく、光のまったくない『雑木林』となっていたのです。と言う感じで、物語は、現代から江戸時代末期、幕末へと舞台を変えて進んでいきます。そして、ここで忘れてはならないポイントは、『幕末』。幕末と言えば、『維新志士』たち。と言うことで、幕末で有名な方が、謎の天才医師、南方を求めて集まってくると言うのも見所。そして勿論、現代の最新医療技術を有している南方先生が、江戸時代と言う時代の中で行う、『手術』なんかも、この漫画の面白いところ。とても面白いです。是非とも、この漫画をまだ、読んでいない方に、読んでいただきたい作品です。

自分的青年漫画ランキング、只今堂々２位作品！！！(笑)

2009/10/04

現代の外科医が江戸時代へタイムスリップ。
技術や知識はあるが、道具を含めて医療環境の整っていない江戸で展開される話は秀逸