癒しの葉(8) の商品レビュー

紫堂恭子(著者)

2011/04/28

副題は「迷いながら行こう」。

完結。
決闘の結末は？
オルフェ王子の新たなたくらみは？
物語はどのように終わりを迎えるのか？
すべての登場人物に癒しはおとずれるのか？

（2006年03月19日読了）

2009/10/04

紫堂さんが書かれる話は、いつでも意味がある。特にこの『癒しの葉』はそう感じました。救いを求める人々に、どのような形でそれが与えられるのか。形は異なれど傷を負った人々がどう受け止めるのか。特に主人公ユーリグの懐の深さと、セレスの進化には目を瞠るものがあります。何度でも読みたい、胸に残る物語でした。