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そらトびタマシイ の商品レビュー

4.3

20件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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2016/07/13

★そらトびタマシイ  父をなくした少女が、フクロウの雛を踏み潰してしまい、憑依される。  そして街で出会った、犬に憑依された女性に、助けてもらう。 →紙の生え際から羽毛が生えてきた……というシーンが非常に鮮明。触感に訴えかけてくる。  ちょっとしたシーンだが、肉体変質系の...

★そらトびタマシイ  父をなくした少女が、フクロウの雛を踏み潰してしまい、憑依される。  そして街で出会った、犬に憑依された女性に、助けてもらう。 →紙の生え際から羽毛が生えてきた……というシーンが非常に鮮明。触感に訴えかけてくる。  ちょっとしたシーンだが、肉体変質系の話は非常に怖い。(映画「鉄男」を思い出した。)  そして犬に憑依された女性の姿。ホラーだった。かなり傑作。 ★熊殺し神盗み太郎の涙  神力を持つ少年が、山の生贄にされる少女に出会い、一緒に逃げようとする。  自分の力は人を殺すだけでなく人を守ることができるのか……。 →伝奇的な話。  ボーイ・ミーツ・ガールの話でもある。  この作者にしては比較的顔も漫画チックで、少女がドールのように見えた。  これもあとあと読み返したくなりそう。 ★すなかけ  父母の喧嘩で家がつらい少女が、ふと電車の終点までいってみたくなる。  そこで出会った、皮膚から砂が滲み出してくる特異体質の球子と、似顔絵師の男性のカップルの家に同居させてもらう。 →現実に異世界が入り込んでくる話の多い作者だが、珍しく「砂女」という設定ひとつで話が進む。  そして珍しくほのぼのしたいい話でもある。 ★le pain et le chat  パン屋の男性が、泥棒の少女をつかまえる。  彼女はいなくなった両親のために家を守っているが、捨て猫を拾っている。 →パン屋の青年の自己再生の話でもあり、少女の成長の話でもある。  猫アレルギーはつらそうだ。 ★未だ冬 それぞれよくまとまった短編漫画で、質も高い。 魔女、はなしっぱなし、リトル・フォレスト、に続いて読んだが、はなしっぱなしにやや似ているか。 読書中断している「海獣の子供」もあらためて読みたい。

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2013/08/24

とにかく五十嵐先生の絵が好きなんですが、はなしっぱなしよりはストーリーもわかりやすくて、五十嵐大介初心者にもおすすめ(だと思う)。 正直わけわからん所もあったけど、そこも含めて楽しむ一冊のような気がします。 犬と混ざってしまったお姉さんが良い。ストーリーでは砂の話が好き。

Posted byブクログ

2013/06/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いのち、についての短編集。 土の香りと凄まじい生のエネルギーがむせるほど立ちのぼり、繊細なタッチが何となく不安を誘う。 物語に大なり小なりの形で寄り添う“死”は本能的な畏れを喚起し、ざらざらとした擦過傷を心に残すかのよう。 断ち切られる生、緩慢な死、あるいは脆く温かくてうつくしい生物の営み…ざらっとした読後の感覚でさえも、大切にしまっておきたくなる。 今、ここに、こうして生きていられるということは、こんなにも凄いことなんだ…当たり前のことを、何ということもなくツラツラと考えることが出来るという二重の奇跡。

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2013/05/12

この作者の独特の絵、描く内容は好きです。童話的なところもあり、ホラー的なところもあり、いいバランスを持っているなと思う。

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2013/04/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

美大出の人の絵だなあ デフォルメをがんばってるなあ ってかんじました。天性の、ではなく(絵) そらとびタマシイが好き 冬帝に喰らいつき それを喰らい 喰らいつくす(冬帝)

Posted byブクログ

2012/10/01

舞台は現代だけど摩訶不思議な世界が描かれていますお。ちょっと鳥肌が立つくらいの恐怖もかんじるようなおとぎの世界だお。この人の絵もお話もとっても大好きだお

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2011/07/01

ちょっとおどろしい部分が多くて、私の好みではない。 レビュー星が高かったんで期待をしていたけど、、、 動物と人間が一体化したり、森が妖怪的?だったり、水木しげる寄りじゃないかな。風の谷のナウシカ(本)にもちょっと世界観 似ているのかもしれない。

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2011/03/08

短編集。 自然や生命と癖のあるひとふりのストーリー。 そして圧倒的な絵の力に飲み込まれる感覚。 アフタヌーン四季賞ときてああなるほど。と頷く。 メリハリの利いてる『そらトび〜』『すなかけ』が印象的。

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2011/02/08

現実、リアルな世界に住みながら、世界の向こう側、非現実を感じとれた。 最近はそんな事を考えることが多いから、楽しめる内容となった。

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2010/12/11

土産 陶器 そらトびタマシイ あたまに鳥の羽根 熊殺し神盗み太郎の涙 すなかけ 絵描きと砂がにじみでる女性 le pain et le chat 猫アレルギーとパン屋 未だ冬 雪山遭難 春

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