商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 光文社 |
| 発売年月日 | 2026/04/22 |
| JAN | 9784334109523 |
- 書籍
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けんぐゎい
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けんぐゎい
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商品レビュー
3.6
64件のお客様レビュー
江戸時代、本所生まれのふゆとりよ姉妹。ふゆは疱瘡の後遺症で酷いブツブツだが、頭は良い。りよは綺麗だが気質の面で難がある。学者先生宅で修行をするふゆの若かりし頃が前編。自我の芽生えと共に評判の女医おこま様の下で更に研鑽を積むのが後編。最初は独特の語り口が読み難かったが、後半、ブツブ...
江戸時代、本所生まれのふゆとりよ姉妹。ふゆは疱瘡の後遺症で酷いブツブツだが、頭は良い。りよは綺麗だが気質の面で難がある。学者先生宅で修行をするふゆの若かりし頃が前編。自我の芽生えと共に評判の女医おこま様の下で更に研鑽を積むのが後編。最初は独特の語り口が読み難かったが、後半、ブツブツの卑屈さから解き放たれた様に己れを信じ、かつての同僚やりよと共にガストホイスなる女性専用の施療院を立ち上げる。 けんぐゎいー一生外側にしかいられない哀しい人間たちの最後の一行が美しい。 起きろ、おまえら。躍るにはもってこいの夜が来た。
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2026/8/12 ぶつぶつのある娘、ふゆ。 心情描写等素晴らしい。しかし、女として辛い部分があって「良かった!」とは言いづらい。 読みづらいがハマったら周りの音も聞こえないくらいこの世界に入り込んでしまう。 ふゆ、がんばったね。 りよ、ほの、つる、がんばったね。
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- ネタバレ
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―け、ん、ぐゎ、い。 ―おまえは、一生、外側にいるしかないんだ。わたしらの側には入れない。 第175回直木賞受賞作ということで、とても楽しみに読み始めた。 なんでも、女性では最年長の直木賞受賞とのことで、会見で朝倉さんもそのことを喜んでおられて、素敵だなと思った。 いざ読み始めると… 読むのがキツかった。 …すんごい心がえぐられて。 朝倉さんの表現力がもの凄くて、とにかく心情描写がすごい。一文たりとも真似出来ない文章をお書きになる。 物語の方は、宗三郎がどこまでも気持ち悪かった。 そして物語前半の描写がきつかっただけに、後半、ふゆとりよとつるとかめが、ガストホイスに集まったのは、とても力強い運びだなと思った。 なかでも、ふゆは、 『いかなる理由や働きかけや脅しがあろうと、女は、産まされてはならぬのである。それと同じく、いかなる理由や働きかけや脅しがあろうと、産めないことがあってはならぬのである』 という、おこまさまの信条を引き継ぎ、 困っている女たち男たちの頼みに、『あいサ、心得た』と答えていくさまは頼もしくあった。 総じて、『けんぐゎい』『くゎいぶつ』と表された女たちの、力強い生命力を感じさせられる物語だった。 『起きろ、おまえら。躍るにはもってこいの夜が来た。』 最後の一文に心震えた。
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