商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2026/04/07 |
| JAN | 9784167924935 |
- 書籍
- 文庫
極楽征夷大将軍(上)
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極楽征夷大将軍(上)
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商品レビュー
4.1
15件のお客様レビュー
歴史的な人物、足利尊氏とその弟直義を中心に描かれる物語は、彼らの成長や葛藤を通じて、意外な視点から歴史を楽しむことができる作品です。特に、尊氏のキャラクターは、周囲からの評価とは裏腹に、気配りができないが人情味あふれる一面があり、読者に愛着を抱かせます。登場人物たちの個性が豊かで、コメディ要素も織り交ぜられており、緊張感のある戦場シーンとユーモラスなやり取りのバランスが絶妙です。また、後醍醐天皇や北条家の描かれ方が新鮮で、異なる視点からの歴史理解を促します。上巻では、尊氏兄弟の幼少期から家督相続、鎌倉滅亡までの物語が展開され、続編への期待が高まる内容となっています。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
これまで抱いてきた尊氏像がひっくり返るほどの作品。 作者の本は[光秀の定理]から何冊か読んでいるが、自分にとってどんどん面白くなってきていると思う。直義と師直の視点からの描写が興味深い。今大河の再放送を視ているが、登場人物の描き方のギャップに驚いている(大河は史実ではないが…)
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足利尊氏って教科書だと「鎌倉幕府を倒して、後醍醐天皇にも叛旗を翻し、室町幕府を開きました。」で素通りされてしまうけど、あまり知られていないからこそある程度自由に創作が可能とも言える。 ここでは面倒な事は何でも執事と弟任せの愚鈍な人物だけど、なぜか戦には滅法強く人望もある不思議な魅...
足利尊氏って教科書だと「鎌倉幕府を倒して、後醍醐天皇にも叛旗を翻し、室町幕府を開きました。」で素通りされてしまうけど、あまり知られていないからこそある程度自由に創作が可能とも言える。 ここでは面倒な事は何でも執事と弟任せの愚鈍な人物だけど、なぜか戦には滅法強く人望もある不思議な魅力のある人物として描かれている。 上巻は後醍醐天皇に叛旗を翻し、大ピンチに陥る所まで。
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鎌倉末期から南北朝時代の混沌とした時代を駆け抜けた「足利兄弟」、尊氏と直義は正反対のキャラクターだけにお互いを認め合う。時に敵対しながらも(弟は兄に呆れ続けながらも)兄弟の信頼関係だけは失われないのだが、命懸けの権力闘争の中でその「兄弟愛」が戦局に災いしたり味方したりするのが面白...
鎌倉末期から南北朝時代の混沌とした時代を駆け抜けた「足利兄弟」、尊氏と直義は正反対のキャラクターだけにお互いを認め合う。時に敵対しながらも(弟は兄に呆れ続けながらも)兄弟の信頼関係だけは失われないのだが、命懸けの権力闘争の中でその「兄弟愛」が戦局に災いしたり味方したりするのが面白い。二人に権力欲が無いからこそ別の価値が頭をもたげる。戦国時代とはまた違った、少し緩い空気感が心地よく、上下巻1000ページも長さを感じずに読めた。 何より尊氏の「極楽」ぶりが緩さの主役。平時は無気力、無責任、優柔不断で何も為さない尊氏が、戦時には不思議な魅力でカリスマとなり勝ち続ける姿は、リーダー論としても考えさせられる。「頭陀袋」のように中身は無くても、誰でもこだわりなく受け入れる懐の深さがあれば、皆がそれぞれに都合よく中身を想像して結束してくれるというリーダーシップもあるのか。隙のない直義のような戦略家の方が一見良さそうに見えるが、それではあまり意気に感じないんだなあ。
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