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テクノロジカル・リパブリック 国家、軍事力、テクノロジーの未来
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テクノロジカル・リパブリック 国家、軍事力、テクノロジーの未来

アレクサンダー・C.カープ(著者), ニコラス・W.ザミスカ(著者), 村井章子(訳者)

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テクノロジカル・リパブリック 国家、軍事力、テクノロジーの未来

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本経済新聞出版/日経BPマーケティン
発売年月日 2026/03/27
JAN 9784296124862

テクノロジカル・リパブリック

¥3,300

商品レビュー

4.1

23件のお客様レビュー

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2026/07/25

・国防総省は24年にAI開発予算として18億ドルを要求したが、これは国防予算総額の0.2%にすぎず、いざ武力行使となったとき敵の兵器システムを大幅に上回るものでなければ効果的な抑止力は期待できない。 ・アメリカと同盟国はいますぐ国家主導の開発プロジェクトの策定を積極的に検討すべき...

・国防総省は24年にAI開発予算として18億ドルを要求したが、これは国防予算総額の0.2%にすぎず、いざ武力行使となったとき敵の兵器システムを大幅に上回るものでなければ効果的な抑止力は期待できない。 ・アメリカと同盟国はいますぐ国家主導の開発プロジェクトの策定を積極的に検討すべき。 ・20世紀の主役だった輸送機や戦闘機はソフトウェアに従属し、インテリジェントなシステムによって運用されるようになる。

Posted by ブクログ

2026/07/19

訳本としては分かりやすい文調でしたが、難解な部分もあり、ワタシは一筋縄ではいきませんでした。 ただし、知らなかったことを多大に知ることができ、視野が広がりました。

Posted by ブクログ

2026/07/18

『テクノロジカル・リパブリック』を読んで、最も強く感じたのは、テクノロジーの発展を支える思想や哲学の重要性だった。 本書では、現代のアメリカ、とりわけシリコンバレーにおいて、テクノロジーを何のために生み出すのかという目的意識が薄れ、技術の発展そのものが目的化していることに警鐘を...

『テクノロジカル・リパブリック』を読んで、最も強く感じたのは、テクノロジーの発展を支える思想や哲学の重要性だった。 本書では、現代のアメリカ、とりわけシリコンバレーにおいて、テクノロジーを何のために生み出すのかという目的意識が薄れ、技術の発展そのものが目的化していることに警鐘を鳴らしている。生成AIをはじめとする強力なテクノロジーが今後ますます社会に影響を与えていくことを考えると、その根底にどのような価値観や国家観を置くのかは、避けて通れない問題だと感じた。 著者は、軍事や安全保障分野にもAIシステムを提供するパランティアの共同創業者であり、その立場自体がシリコンバレーの主流とは大きく異なっている。技術は社会や国家から独立して存在するものではなく、何らかの思想や政治的目的を実現するための手段であるべきだ、という考え方が本書全体を貫いているように思う。 もともと科学技術の発展は、国家の方向性と密接に結びついていた。原子爆弾の開発をはじめ、かつての巨大な科学プロジェクトは、国家が明確な目的を持って推進していた。しかし戦後、科学技術と政治の距離は次第に広がり、技術者や企業が政治的・倫理的な判断から距離を置く姿勢が一般化していった。 本書が批判しているのは、まさにそのような、技術は中立であり、価値判断とは切り離して考えられるという態度である。思想的な対立を避け、当たり障りのない立場を取ることが知的であるかのような風潮が広がった結果、テクノロジーをどの社会のために、何のために使うのかという問いが置き去りにされてきた。 著者は、その背景の一つとして、戦後のアメリカで広がった左派的な価値観やポリティカル・コレクトネスにも批判的な視線を向けている。尖った主張を避け、明確な思想を持つことそのものが敬遠される文化によって、アメリカ社会は共通の目的や連帯の基盤を失いつつあるという主張である。 一方、中国のように国家として明確な方向性を持ち、科学技術を国力や統治と結びつけている国も存在する。そのような国々と競争するなかで、アメリカが価値観や国家としての目的を持たないまま技術だけを発展させていくことには、大きな危うさがある。この警鐘には納得できる部分が多かった。 また、本書を読みながら、アメリカと日本の共通性について考えさせられた。 アメリカと日本は、社会の成り立ちや価値観が大きく異なる国だと思っていたが、異なる意見を言いにくい空気や、組織のなかで周囲に合わせる同調圧力、官僚組織の硬直性といった点では、意外に共通する部分もあるのではないかと感じた。 ただし、アメリカにおける議論をそのまま日本に当てはめることはできない。アメリカには、もともと国家理念や宗教、自由や民主主義といった強い思想的基盤があり、それが弱まってきたという前提がある。一方、日本では、そもそも社会全体を結びつける明確な思想や理念が、どの程度存在してきたのかという別の問題がある。 そのため、本書の議論を日本に応用する際には、単純にアメリカと同じ危機が起きていると考えるのではなく、日本独自の歴史や社会構造を踏まえる必要がある。それでも、西側諸国に共通する課題として、技術と価値観の関係を考え直すための一つの方向性は示されていたと思う。 本書の主張には全体として共感できた一方で、読書体験としては少し物足りなさも残った。 自分はこの本に対して、テクノロジーや国家、科学政策に関する新しい知識や事例を幅広く得られることを期待していた。しかし実際には、新しい情報を大量に吸収するための本というよりも、著者自身の思想を深く掘り下げ、その問題意識を提示する性格の強い本だった。 過去の科学実験や国家プロジェクトに関する事例など、細かな部分では学びもあったが、知識を増やすという目的からすると、期待とは少しずれていた。ただし、著者の立場や主張には一貫性があり、一つの思想書として見れば、全体の完成度は比較的高かったと思う。 この本を読んで残った問いは、テクノロジーを発展させる際に、社会はどのような思想や価値観を共有すべきなのか、ということである。 アメリカが失いつつあるとされる思想的基盤を、日本はそもそも持っていたのか。仮に持っていなかったとすれば、日本は今後どのような理念をもとに、AIや科学技術の方向性を決めていくべきなのか。 本書はその答えを直接与えるものではない。しかし、技術の発展を無条件に肯定するのではなく、その目的や背景にある思想まで考える必要があるという視点を与えてくれた。その意味で、啓発的であり、自分自身の考え方を見直すきっかけになる一冊だった。

Posted by ブクログ

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