商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2026/04/30 |
| JAN | 9784488451134 |
- 書籍
- 文庫
倫敦スコーンの謎
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倫敦スコーンの謎
¥704
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商品レビュー
4.3
141件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小市民シリーズの短編集。夏季限定トロピカルパフェ事件の前というのもあってか、小鳩くんと小山内さんの関係性に初々しい部分があり、互いの抱える業とでも呼ぶべき性質に対しても親近感と他人事がほどよくブレンドされた感じがあり、それだけに夏季限定の互いに踏み込んでしまった構図が際立つように思ってしまう。 表題作「倫敦スコーンの謎」はなぜスコーンが上手く焼けなかったのかという謎はわりと読みやすいというか、料理が失敗するのはレシピを守らなかったからで、普通の料理と違って製菓はその辺がよりシビアであるからこそ、論理的に帰結するなら家から生地を持ってきたぐらいしかない。そしてよかれと思ってこっそりダイヤルを弄った生徒の心境が最悪の結末につながる苦さがある反面、美味しいスイーツを一緒に食べる行為は大切なものを分け合うこと、という答えに行き着く小鳩くんがたまらなくいじらしい。 正直な話、ミステリとしては表題作よりも「羅馬ジェラートの謎」が個人的には一番で、「語られざる事件」をベースにした論理構成と伏線回収の妙に唸らされてしまった。ジェラートを食べない客=ジェラートが食品サンプルということまではすぐに分かったものの、なぜ待っているのか?という謎や冒頭の停電などが繋がっていき、それがこちらでは窺い知れない店主個人の信頼へと鮮やかに繋がっていき、最後はリドルストーリーのようにオチる様は見事としか言いようがない。もう一つ気に入っているのは最後の「維納ザッハトルテの謎」で、書き下ろしらしく他の短編を繋げる役目でありながら、動機がとても面白い。壊れた美術品。それに嫉妬する先生、という風に先入観に振り回されながら、実は生徒を守って責任を取ることを美徳とする先生だったというのが面白い。生徒には決して見せない顔でありながら、そこに辿り着いた猜疑心の強い小鳩にだけ見せる本当の顔。「いい大人になりなさい」は色々と感じいる台詞でもある。 総じて久しぶりに読む小市民シリーズには満足感があり、シリーズが終わってもこうして短編集が読めるのは嬉しいサプライズである。古典部氏リーフも早く続きが読みたい
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小市民シリーズ短編4作。 賞を取った卒業生の作品が学校にあった。それは別の作家の絵とそっくりで、盗作かもと思われたので調べる。 絵の件のお礼にジェラートを一緒に食べに行った先で、ジェラートを置いたままスマホを見ている女性を発見し、理由を推理する。 調理実習でスコーンが生焼けだった。自信があった彼女が失敗した理由を推理する。 賞を取った卒業生が講演をすることになった。運び込まれた作品が地震で破損した。しかし講演会に持ち込まれた作品は元通り。その理由を推理する。
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面白かった。1番好きなシリーズ。だけど言い回しにちょっとめんどくさいなと思ってしまい、自分が歳をとったなと感じた
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