商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2026/04/23 |
| JAN | 9784309422510 |
- 書籍
- 文庫
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商品レビュー
4.3
91件のお客様レビュー
テーマは、がんという厳しい現実と向き合う中で見出す希望と勇気です。著者は、カナダで乳がんと診断された後の約8ヶ月間の闘病生活を、心の内面や周囲との関係を交えながら描写しています。感情の波や恐れ、孤独感を正直に表現しつつも、家族や友人、医療従事者との絆を通じて、少しずつ自分を取り戻していく姿が印象的です。
異文化の中での医療制度や価値観の違いも興味深く、カナダの看護師たちの姿勢が著者に与えた影響が鮮やかに描かれています。関西弁に翻訳されたカナダ人の言葉が、ユーモアを交えて物語に温かさを加え、重いテーマを軽やかに感じさせてくれます。
この作品は、ただの闘病記ではなく、生きることの意味や幸福の在り方を問い直す一冊として、多くの読者に勇気を与える内容となっています。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
西加奈子さんの文章は読むだけで摂取できる養分に溢れていて、感性のドーピングみたいに感じているんですが。 本作は、西さんがコロナ禍のオーストラリアで癌の治療をしながら書いた日記がベースとなっていて、 なんというか本来の(僕が勝手にそう思っている)無限に養分を流し込んでくるギバーと...
西加奈子さんの文章は読むだけで摂取できる養分に溢れていて、感性のドーピングみたいに感じているんですが。 本作は、西さんがコロナ禍のオーストラリアで癌の治療をしながら書いた日記がベースとなっていて、 なんというか本来の(僕が勝手にそう思っている)無限に養分を流し込んでくるギバーとしての文章ではなく、 西さん自身が生きるために書かなければならなかった文章。と言う感じがするものでした。 こちらも痛みを感じるような切実さがあって、中盤まで結構つらい気持ちを共有することになる。 しかし終盤は、西加奈子の文章が戻ってきてグイグイ読ませてくる。 さすがの筆致。 癌の治療を経て、幸福の意味が決定的に変わってしまう。 それはどこか喪失の恐怖を孕んだものに感じられる。 幸福の輝きが強いほど、足元に濃い影をおとす。 朝目覚めると、言い知れぬ悲しみに襲われる。 これは獲得された感覚で、 これから人生のそばにずっとあるのだと。 最後の一節は、西さんが突然自分の前に現れて 肩を掴まれるような感覚になります。 お、お、俺!?ってなって。 思わず正座しちゃった。 自分も今年、肺と背骨の間にあった腫瘍を取り除く手術をして、 それは幸い悪性のものではなかったらしいのだけど、 自分がいなくなったあとの世界のことを考えないわけにはいかなかった。 今も傷は痛いし、体の一部を切った以上、 完全に元の状態に戻ることはないのだろうとも思う。 まあ、僕程度のものが何言ってんだって話だろうけど。 しかしオーストラリアで手術受けるの大変だなあ!! 手術後すぐに帰らされるくだりは、あまりのことに笑ってしまった。 無理だよ、全身麻酔切れてすぐドレーン刺さったまま歩いて帰るなんてさあ・・・。
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生き方や考え方の中に、自分の筋が通っているように感じる。 また人との出会いや繋がりへの感謝が溢れていて、自分も感謝や愛を伝えられる人になりたいと思った。
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星とか、評価とか、そんなものをつける類の作品じゃない。また自分にとって然るべきタイミングで読みたくなる時が来そうな気がする、そんな本。
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