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ふつうの家族
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ふつうの家族

辻堂ゆめ(著者)

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ふつうの家族

2,585円

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2026/03/18
JAN 9784065363348

ふつうの家族

¥2,585

商品レビュー

3.5

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2026/09/20
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※このレビューにはネタバレを含みます

「王様のブランチ」のブックコーナーで、紹介されて気になっていたため図書館で予約! 桜石家に帰省していた長男「海」長女「舞花」、家族が揃った大嵐の夜に「ミナト」と名乗る謎の青年が、玄関で発見される。 家族それぞれが心当たりの人物を思い浮かべる際に、それぞれの抱える秘密が読者である我々が知ることになる。 父・和則は、大手電機メーカーに勤務し、結果を出せない人物には厳しい言葉をかける等昭和のやり方で部長にまで昇進した。 大学時代の友人、弘中が自殺するまでは... この件で、自身を振り返ることになり、部長とは役職だけで窓際族に追いやられることに。 家族に負い目を感じ、喫茶店で時間を潰して帰る。そんな生活を送っている。 そんな行動を、勘違いとはいえ、舞花に見られてるのね。 母・冴子は、結婚して子供2人を設けても大手のバリキャリであった。 下の子舞花が軽い入院を伴う際に、義母の一言によって専業主婦の道へ進むことに。 郷里の香川から東京に大学進学し、帰郷した際、幼少期からお互い好意を抱いていた邦夫と自然な流れとして結婚の話になるものの、医師である邦夫父の診療所を継ぐものと考えている邦夫母の猛烈な反対にあい、縁がなくなる。 時は流れ、58歳の同窓会で2人は再会する。 お互い結婚し、邦夫は妻との間に子は設けられず、今も良好とは言い難い。 連絡先を交換し、食事の誘いを受けるが冴子も満更でもない様子 そんな中大嵐によって、隣家のヤシの木が倒れそうになる所を普段家事を一切やらない和則が男を見せる。 こういった不測の事態で夫の新たな一面を見て、邦夫と食事に行かない選択をするのは凄くリアルだと思う。 それぞれ別の道を進んでいく中、家族総出で困難に立ち向かうのってなんかいいよね。 長男・海は、飄々として準難関大学に合格し、就職も大手の鉄道会社に決まる。 長時間の残業と、査定に怯え、糸が切れたように退職することになるが、伝手で大学の同級生であり、就職が決まった際もお祝いの言葉をかけてくれた友人が代表を務める会社に入社するものの、業績悪化を機に首を切られ、さらに別の友人からは詐欺で10万円をだまし取られる。 踏んだり蹴ったりな状況で、特にクビを告げられた際の辛辣な言動で、その当時の言葉の裏に潜んでいた悪意を感じるシーンは胸にくる。 長女・舞花は、大学生で体操競技をしている。 ルームシェアしている同性の悠からは、明らかな好意を受け、それを家族にも誰にも打ち明けられない。 そして、ミナト。 正体は、弘中の息子であった。 母は、ネグレクトで夫の自殺を機に北海道の親類の家へ向かう船内で、ミナトは偶然桜石家と交流を持つ。 家族の暖かさに触れたミナトは、以後その想いに囚われ、偶然再会した海の働く鉄道会社にバイトとして入社する。 かけもちで、バイトをしていた占いの仕事で舞花にも接近する。 船内でのあの日隠し盗ったデジカメを、返すため訪れたところで家の中に入ることになるが、普通ならストーカーみたいで怖い。 でも、著者の丁寧な文章とそれまでの経緯によって、そして温かく迎えてくれた桜石家に

Posted by ブクログ

2026/09/18

ごく普通の家族に思える一家のもとへ、突然現れた若い男。それをきっかけに家族それぞれの生い立ちや現在抱えている問題が暴露されていくミステリーっぽい長編小説。 湘南の築17年のマイホームに住む桜石一家。主は、電気メーカー勤務の和則、妻は専業主婦の冴子。 社会人3年目の息子・海と体育...

ごく普通の家族に思える一家のもとへ、突然現れた若い男。それをきっかけに家族それぞれの生い立ちや現在抱えている問題が暴露されていくミステリーっぽい長編小説。 湘南の築17年のマイホームに住む桜石一家。主は、電気メーカー勤務の和則、妻は専業主婦の冴子。 社会人3年目の息子・海と体育大学3年生の娘・舞花は、外で暮らしていたが、台風接近で警報が出た日に久しぶりに一家が揃った。 その夜、倒れ込むように入ってきた若い男を介抱し、和室に通すが、男は40度の高熱を出す。 男は何者なのか、閉まっていたはずの玄関の鍵を開けて男を引き入れた家族は誰なのか? いきなりのミステリアスな展開で、読者の関心は、まずは、そこへいくと思われるが、著者の物語の描き方は、そこからずれていく。 家族4人の生い立ちや今の心境、悩みの詳細な描写が長々と続く。 幼い頃から体操競技をやり抜いてきて、ルームメイトと生活している舞花、鉄道会社に入りながら、うまくいかず転職の末、無職になった海、若い頃、恋愛相手との中を引き裂かれた過去を持つ冴子、電気メーカーで猛烈に働いていたが自殺した大学の同期生のことが頭から離れない和則。 そして、終盤で謎の若い男の正体が暴露されるが、彼は家族それぞれに関わりがあったという展開。 嵐の夜、隣家の大木が敷地に倒れ込んでくるのを防ぐため、皆が一体となり、それを契機にそれぞれが胸中に抱えている秘密を話し出す大団円的終末は、小説として、いかにもありそうなスタイルだと感じた。 ふつうに見える家族にも、それぞれ、悩みながら歩んできた人生の物語があるということを綿密に丁寧に描いた作品。 ただ、自分には、冗長で、だらだらして、じれったい小説だとも感じた。

Posted by ブクログ

2026/09/12

ふつうの家族というタイトル 読み終わって分かるけど、とても深い。 ふつうの家族に憧れる湊斗のバックストーリー、 こーゆー幼少期なら今の湊斗のようになるよなーってうなずけて、父、母、兄、妹のバックストーリーとも 全部が上手くハマっていってとても面白かった! 辻堂ゆめさんすごい!

Posted by ブクログ

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