商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2026/01/29 |
| JAN | 9784163920641 |
- 書籍
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商品レビュー
4.3
59件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
映画も前情報も一切なしで、帯に書かれた南京錠で姉を監禁したというフレーズのインパクトで手に取る。 その帯の与えた衝撃とは裏腹に、どちらかというと淡々と統合失調症を発症した姉と両親の様子を書かれていた。 印象に残っているのは、著者が「統合失調症にならないことが人生の目標」と考えていたこと。 目の前で発症した姉、そしてその現実から目を逸らし満足な治療という選択肢を与えなかった両親を見てたら確かにそうなるのかも。 亡くなっているとはいえ、家族の顔を出して映画を公開したことはかなり勇気が必要だったんじゃないかと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
映画が話題になっていたのは知っていたのだが観る機会が無く残念に思っていた。しかし、本屋さんで書籍が売っているのを発見し即購入。 統合失調症ではないが、精神病を患った事がある者が身内におり(現在は寛解している)少し自分事のように感じながら読み進めた。 80年ちょっとしか生きない人間にとって25年という歳月はあまりに長く、多くの時間が病気によって奪われてしまったのだろうなと思った。お姉さんが晩年、少しでも幸せで自分らしく生きられたのなら嬉しいなどと、精神病で苦しんでいた身内を知っている側からすると勝手にそんな風に考えていた。 お父さんが後年お姉さんへの対応を聞かれた時に恐らく事実とは違うであろう事を答えた時、とてもショックだった。 しかし、人の記憶は曖昧で自分の都合の良いように書き換えてしまうものであり、お父さんにとってはもしかしたらそれこそが真実だったのかもしれないなと思った。 この本も著者である弟からの視点でのみ書かれているため(しかも当事者であった方々はもういない)、“本当の真実”が何であったかは神のみぞ知るのかもしれない。
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親がヤバすぎる。 最初の急性症状部分を読んだだけで素人でもこれは“統合失調症”では?と考えるレベルなのに、すごすごと連れて帰る父親。その父親、後に亡くな直前のインタビューであれは母親の意に従っただけだと母親のせいにして、その上自分のしたことは間違ってなかったと嘯く。 幼い頃から...
親がヤバすぎる。 最初の急性症状部分を読んだだけで素人でもこれは“統合失調症”では?と考えるレベルなのに、すごすごと連れて帰る父親。その父親、後に亡くな直前のインタビューであれは母親の意に従っただけだと母親のせいにして、その上自分のしたことは間違ってなかったと嘯く。 幼い頃から医師になることを嘱望され、どう見ても教育虐待のような日々をただ真面目に“尊敬する”父親の意に沿うように生きて来た娘が精神的に追い詰められていく姿が哀れ。 一番印象に残ったのは、作者が自分の家には権力勾配があったと語る場面。 両親は医師、姉は医学生という家で息子は「あなたは医師ではない」と否定され対話すらできない構造。ピラミッド型の関係の中で、そこから逃れた息子は生き延び、そこで無理をし続けた娘は壊れた。 親の見栄か、愛か知らないけど、医療を受ける権利を奪われた娘の25年。まさに家族の“失敗例”を延々と見せられる辛さ。 気が滅入る読後。
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