商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2025/11/17 |
| JAN | 9784480018366 |
- 書籍
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日本政治、再建の条件
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日本政治、再建の条件
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『#日本政治、再建の条件 失われた30年を超えて』 ほぼ日書評 Day972 個人的には、大変勉強になる一冊だった。 いわゆる左派「リベラリスト」の頭の中がどのように動いているのかを、端的に理解することができたのだ。 彼らの思考パターンを整理すると、ざっと次のようになる。 ...
『#日本政治、再建の条件 失われた30年を超えて』 ほぼ日書評 Day972 個人的には、大変勉強になる一冊だった。 いわゆる左派「リベラリスト」の頭の中がどのように動いているのかを、端的に理解することができたのだ。 彼らの思考パターンを整理すると、ざっと次のようになる。 1. 唯一絶対のゴールと活動の自己目的化 理想的な安定状態を唯一無二の正解と定義し、その実現に向けた「活動自体を目的(ゴール)」とし、このプロセスを普遍的な正義の実践と考える。 2. 境界なき平等と「紛争」の属人化 国家・民族等壁を取り払った「普遍的平等」が至上目的であり、国家間の情報戦や対立は想定しない。紛争は「不適切な指導者」による偶発的事故とみなす。 3. 反ポピュリズムと国益の否定 「自国民ファースト」のような自国益を優先する姿勢を、普遍的理想に逆行する低俗なポピュリズムとして切り捨て、国境を超えた地球規模の理念的平等を最優先する。 よく言えば、理念的目標、理想像が高度すぎるのである。 以下、そうした考え方が露骨に出た箇所をいくつか引いておこう。 第一章は、失われた30年の日本の政治史を振り返るのだが、そこでは常に、日本ではなぜイギリス型の二大政党制(理想的なモデル)が適切に機能しなかったのか?という類の問いが立てられ、小選挙区比例代表並立制のような制度設計にのみ、その理由を探る言説が展開される。 評者は必ずしも陰謀論者ではないつもりだが、個人の利益を国益に優先させる政治家の存在、さらには他国からの(非明示的な物を含めた)干渉の可能性を一顧だにしないこの思考姿勢は、片手落ちと言わざるを得ない。 ジェンダー政治について語る第3章は読むに耐えない。 "「伝統的家族観」を重視する保守勢力の抵抗が強く、選択的夫婦別姓や同性婚法制化への道筋は立っていない" といった具合で、そのゴールの正しさを議論する余地はまったくないのだ。 そのくせ、しかるべく二大政党制を目指す野党が不在になったことを嘆く際には、それを女性の投票率低下と結びつけ、あろうことか、"政党システムの再編によって政党間の違いが縮小し、その違いを認識するためのコストが上昇し、とりわけ低年齢、低学歴、女性有権者が政党間の違いを理解しにくくなって(…)、これが女性の投票参加を抑制する要因ではないかと推測される" と、女性を「低年齢、低学歴」と同等のものと位置付ける。 当の女性たちにとってあまりにも無礼ではないだろうか? 最終章、2025年参院選の総括の章では、要約すれば(その前の衆院選と合わせて)自民の大敗原因を単に裏金問題に求め、自民支持者が自民党に投票しなかったと述べるにとどまる。 一方で前回の政権交代時から変わり映えのしないリーダーに率られる「民主党」の流れも、受け皿とはなり得ず、右派ポピュリズム政党の台頭を招いたというレベルの、テレビのコメンテーターと差して変わらぬ言説に甘んじている。 いわゆる反日(さらには媚中)ではない(と自負する)真面目な人々であっても、露骨に "反高市" 的な思想・姿勢をとらざるを得ないのか、評者には、この高すぎる理想ということで、よく理解ができたのである。 https://amzn.to/4a3WJKb
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野党について視点を得られる本でした。特に1章、2章は、政権交代可能な政治システムを作ることにどのように失敗してきたかという議論が細かくなされていました。強固な自民党に反して、名前も方針も代表も、目まぐるしく変わりすぎて何なのか分からない、というのは割と有権者が信頼を持って票を投じることを妨げてしまっているのではと思いました。選びにくい政党、選ばれにくい政党、という印象がさらに強まってしまいますが、 イギリスの政党政治をモデルにしてきたということも知り、選挙制度が政党を選ぶ、という側面もあることも学びました。 衆議院の比例代表議席を削減する、という話は、よりイギリスの政治システムに近づける、という意味でもあるのかな。
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