商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2025/11/06 |
| JAN | 9784094075076 |
- 書籍
- 文庫
ぎんなみ商店街の事件簿 Sister編
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ぎんなみ商店街の事件簿 Sister編
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商品レビュー
3.9
9件のお客様レビュー
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『ぎんなみ商店街の事件簿 SISTER 編』は、日常の匂いが染みついた商店街という舞台に、じわりと奥行きを帯びた謎を重ねることで、軽妙さの奥に確かな深みを宿した一冊だった。姉妹たちの視線を通して描かれる「同じ出来事の別の輪郭」は、読者に“真実とは何を指すのか”という静かな問いを投げかける。彼女たちの日常は素朴で温かいのに、その中に潜む気配はどこか鋭い。柔らかさと緊張感が同じ呼吸で共存するのが、この作品ならではの魅力だ。 特に印象的なのは、登場人物たちの心の揺らぎが、事件そのものと同じくらい重要な“謎”として配置されていることだ。姉妹の思考、反発、守りたいもの――そうした感情が、読後に重く静かな余韻を生む。ひとつの出来事を多面的に照らす構造は、物語をただのミステリにとどめず、“人の解釈が世界を形づくる”というテーマを深く刻み込んでいる。 SISTER 編を読み終えた今、事件の全貌に触れたというより、むしろ「自分が見てきたのは、あくまで世界の片側にすぎない」と気づかされる。その感覚が心地よく、そして妙に重い。読者は知らぬ間に、物語の向こう側――もうひとつの視点、もうひとつの真実――へと手を伸ばしてしまう。 温かくも陰影を抱えた商店街の風景、登場人物の息づかい、物語が秘める静かな重層性。すべてが重なり合い、この作品を“読む体験”そのものに格上げしている。ページを閉じても、姉妹たちの声や視線だけがしばらく胸のどこかに残り続ける。そんな、静かな手応えのある一冊だった。
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- ネタバレ
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ほんタメで紹介&帯&2人が解説を書いた本! 絶対欲しくてGETした。 どちらから読んでもいいし、私はたくみさんのおすすめの読み方で読んだ。 ぎんなみ商店街で起きる3つの事件を内山3姉妹が解決したり真相に近づく話。 商店街の人の繋がりや温かさを感じれるし、小暮家との関係も見えて面白かった◎ 何よりも3姉妹が愛おしい( ´ー`) ミステリー苦手な人でもとても読みやすい本!
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めちゃくちゃ面白かった! brother編とsister編て本を2冊同時に読むのは初めての経験、、! 素敵な話だった!
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