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虚空へ 新潮文庫
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虚空へ 新潮文庫

谷川俊太郎(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2025/10/29
JAN 9784101266282

商品レビュー

4.5

2件のお客様レビュー

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2025/11/30

   谷川俊太郎さん 生前最後の詩集 人間と動物の大きな違いは、言葉でもってコミュニケーションをとるか否かということ。言葉の担い手である詩人谷川さんが、あえて言葉に寄りかかろうとしない、そんな心意気が感じられる詩集です。14行詩が集められています。ご自分の最期を、少なからずも意...

   谷川俊太郎さん 生前最後の詩集 人間と動物の大きな違いは、言葉でもってコミュニケーションをとるか否かということ。言葉の担い手である詩人谷川さんが、あえて言葉に寄りかかろうとしない、そんな心意気が感じられる詩集です。14行詩が集められています。ご自分の最期を、少なからずも意識されているかのように感じました。 【心に響いた詩中の言葉】 ・どの一生も言葉に尽くせない ・言葉が落としたものを詩は拾う ・ヒトは皆 体に音楽を秘めている ・言葉が出来ないことを音楽はする ・時を凍らせる言葉という破片 俵万智さんの解説、良かったです。

Posted by ブクログ

2025/11/13

徒然読書日記25-53《虚空へ/谷川俊太郎》 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ https://booklog.jp/users/besokaki-arlequin?display=front 昨年(2024年)11月、谷川俊太郎さんが亡くなられました。日本を代表する大詩人に...

徒然読書日記25-53《虚空へ/谷川俊太郎》 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ https://booklog.jp/users/besokaki-arlequin?display=front 昨年(2024年)11月、谷川俊太郎さんが亡くなられました。日本を代表する大詩人に対して、「さん」付けが失礼だということは充分承知しています。でも、晩年の氏はご近所の好々爺という感じがして、谷川先生とか谷川氏とかって呼ぶより、まことに勝手ながら谷川さんの方が相応しいような気がしていました。お許しください。 本書は、谷川俊太郎さんの生前最後の詩集です。老いや死を意識した、88篇の十四行詩が収められています。 この詩集はすでに持っていたのですが、文庫化されたので、あらためて入手し、読みなおしてみました。 10代のころから詩を書き始め、それからずっと数えきれないほど詩を書き続けてこられたのに、晩年になってもまだこんなにたくさん言葉があふれてくるなんてびっくりです。言葉を使いつくして、とっくに枯れてしまっていてもおかしくないのに。 生前、氏は「言葉を疑っている」「言葉は無力だし、いい加減だし」「自分は無口でいたい」などとおっしゃっていたそうです。 ぎりぎりまで削り取って、最後に残された言葉の連なりが詩だとすると、読み手は行間や頁の余白にこそ意識を向けなければなりません。そこが詩歌の面白味でもあると思います。 好きな作家がお亡くなりになると、もう新しい作品を読むことができないんだと、寂しい思いがわきあがるものですが、自分にとって谷川さんも、そういう詩人のおひとりです。 https://note.com/b_arlequin

Posted by ブクログ

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