商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 実業之日本社 |
| 発売年月日 | 2025/10/03 |
| JAN | 9784408559742 |
- 書籍
- 文庫
神に愛されていた
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神に愛されていた
¥891
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商品レビュー
4.3
177件のお客様レビュー
素晴らしい作品
嫉妬、憧れ、後悔、思い込みが強烈でありながら、良くも悪くも人を思う気持ちが伝わる本。痛いほど刺さる。名言も有り
さはら
木爾チレンさんの本はずっと読んでみたくて、やっと今回読むことができました 本作では、冴理と天音を通して、人間の光と闇やすれ違う心が描かれていたように思います 冴理から見れば嫌悪の対象だった天音が誰よりも冴理を慕っていたというのは、皮肉としか言いようがありません しかし心がすれ違...
木爾チレンさんの本はずっと読んでみたくて、やっと今回読むことができました 本作では、冴理と天音を通して、人間の光と闇やすれ違う心が描かれていたように思います 冴理から見れば嫌悪の対象だった天音が誰よりも冴理を慕っていたというのは、皮肉としか言いようがありません しかし心がすれ違うほど、お互い素晴らしい作品を生み出していったとも言え、作家という職業の厳しさを感じました 全体的に悲しい雰囲気が漂う作品ですが、最後は希望が垣間見える終わり方で良かったなあと思います
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初めての作家さんということで読んでみました。 人間の光と闇を、二人の人間を通して描き、最後に考えさせる。そんな小説でした。 「才能」を職業にした人特有の悩み、とでも言うのでしょうか。 自分よりもいいものが書ける。 自分よりも売れている。 自分よりも評価されている。 視野が...
初めての作家さんということで読んでみました。 人間の光と闇を、二人の人間を通して描き、最後に考えさせる。そんな小説でした。 「才能」を職業にした人特有の悩み、とでも言うのでしょうか。 自分よりもいいものが書ける。 自分よりも売れている。 自分よりも評価されている。 視野が狭くなる分、比較の対象は自分に近い立場で、なおかつ目立った人間になりがちです。 その才能以外に「自分のほうが勝っている」と思えるものがあれば、まだそこに逃げられるのかもしれません。 でも、それさえもないと八方ふさがりになってしまう。 特に、後から出てきた人間に軽々と自分を追い越された時の悔しさたるや。 努力だけではどうにもならない。 自分ではどうすることもできない。 そうなったら、もう世界を恨むしかないでしょう。 そんな苦しさを抱えているのが、主人公・東山冴理です。 そして、冴理を脅かす存在として描かれているのが白川天音。 冴理の視点から彼女を見ると、フランス人形のような容姿で、小説家としても才能あふれる新人作家。 彼女が文壇に登場してから、冴理の精神は次第に蝕まれていきます。 しかし、天音は冴理が考えているような人間ではなく……。 この二人を見ていると、プライド問題は人間の最大の敵だな、と思います。 誤解、すれ違い、思い込み。 それらを重症化させるのは、全部プライド。 どちらかが本音を言えていれば、お互いにここまで傷つくこともなく、違ったラストになっていたのではないでしょうか。 一人称の語り口なので、文章自体はライトに読めます。 でも、侮れません。 「えっ? こっちに行っちゃう?」 そんなふうに思わされる人間関係の意外性があり、ちょっとした驚きを何度か経験しました。 そして、作中にこんなフレーズが登場します。 「彼女は、生まれ持って、神に愛されていたのにね」 神って、何なんでしょうね。 才能なのか。 容姿なのか。 運なのか。 それとも、本人には見えない何かなのか。 そんなことを考えながら、読み終えました。
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