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「フランス文学」はいかに創られたか 敗北から国民文学の形成へ
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「フランス文学」はいかに創られたか 敗北から国民文学の形成へ

小倉孝誠(著者)

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「フランス文学」はいかに創られたか 敗北から国民文学の形成へ

2,750

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 2025/10/01
JAN 9784560093696

「フランス文学」はいかに創られたか

¥2,750

商品レビュー

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2026/02/01

フランス文学の概念や位置付け、どうやって形成されてきたかの学問的な解説。 普仏戦争での敗北やパリコミューンを経た社会の混乱により、フランスの政治的劣等性を教育に問題があるととらえた。 文学は社会の表現であり社会を補足するものとして、国民文学としての文学を教育に取り入れ小論文と原典...

フランス文学の概念や位置付け、どうやって形成されてきたかの学問的な解説。 普仏戦争での敗北やパリコミューンを経た社会の混乱により、フランスの政治的劣等性を教育に問題があるととらえた。 文学は社会の表現であり社会を補足するものとして、国民文学としての文学を教育に取り入れ小論文と原典解釈を制度化することにより、教育の抜本的改革を行なった。ブルジョワなどの限られた人々だけではなく、国民全体の教育に力を入れて地方にも総合大学を作った。 第三共和制のもとではミソジニー思考だったので埋もれていた女性文学に今日が当たっている。 難しくて読み進めるのに時間がかかったが、社会をよりよくしていくための教育の重要性とそれにフランス文学がいかに紐付いているのか、文学を学習する意味がわかった気がする。

Posted by ブクログ

2025/12/18

フランス文学の歴史ではなく、「フランス文学」という概念がいつ、どのように誕生したかを解き明かす 一般的に認識される「国民国家が成立した時期に、それを反映するものとして国民文学が誕生した」という見方は、部分的にはあっているものの、その誕生を正確に言い表したものではないと主張する ...

フランス文学の歴史ではなく、「フランス文学」という概念がいつ、どのように誕生したかを解き明かす 一般的に認識される「国民国家が成立した時期に、それを反映するものとして国民文学が誕生した」という見方は、部分的にはあっているものの、その誕生を正確に言い表したものではないと主張する 文学が、政治や社会の影響を受けるだけでなく「来るべき社会の夢想や欲望を予言するという意味でも、文学は社会の実現であり、社会を補足する営み」として、反対に社会を変革することもできる、という主張は非常に希望がもてた 個人間でのディスコミュニケーション、社会の分断が問題となる現代こそ、文学を通じて「社会を補足」することが求められるのかもしれない 以下まとめ フランス革命を経て王政から共和政へと政治体制が移ったことは啓蒙思想家(フィロゾーフ)らの言説のおかげだとして、政治・社会を変革する存在としての「作家」の地位が定立される その一方で、ナポレオンの皇帝就任によって革命が終結し新たに帝政が始まると、こうした十数年での政体の劇的な変化を受け、フランスの民衆は自分たちが歴史の過渡期にいると直感した このため、それまでの「教育に資して、レトリックを凝らして描く」という歴史観から一変し、見通せない未来を見据えるために歴史の意味・解釈を求めるようなっていった。 こうして生まれた歴史学が、普仏戦争の敗北で誕生した第三共和政において作家の仕事と、国民精神を涵養するという点で融合し「国民の歴史そのものをあらためて把握」し、「国民の精髄の変化をたどる」ものとして「フランス文学史」が誕生した

Posted by ブクログ

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