商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2025/10/15 |
| JAN | 9784065410370 |
- 書籍
- 文庫
とんこつQ&A
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とんこつQ&A
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商品レビュー
3.7
89件のお客様レビュー
最初の3つは自分の善意が気付かぬうちに歪んだ形に変容していく様を描いている。 「とんこつQ&A」は、自分のために行なった純粋な行為が徐々に変容していく。人のためになり、気づけば自分の理想の押し付けに。良かれと思っている行為が独善的な行為に変わっていく怖さ。 「嘘の道」は...
最初の3つは自分の善意が気付かぬうちに歪んだ形に変容していく様を描いている。 「とんこつQ&A」は、自分のために行なった純粋な行為が徐々に変容していく。人のためになり、気づけば自分の理想の押し付けに。良かれと思っている行為が独善的な行為に変わっていく怖さ。 「嘘の道」は、レッテルを貼ったりラベリングをすることによる不気味さ。そして純粋な善意が事故を生んでしまう怖さ。嘘をつき巡り巡って自分に返ってくる不気味さが描かれている。 「良夫婦」は主人公の「自分の行為は相手のためを思っているだけ。悪いことはしていない」という自覚のない自己満足的な善意。個人的にはこれが1番タチ悪いと思う。 「冷たい大根の煮物」はこれまでと逆で善意を受け取る側の立場。ちょっとやるせないけど、結果主人公にとっても良い影響になってるので救われる。 4つのどれかはきっと一度は経験したことや聞いたことがあるような話。不気味だけど「自分はこんなことしたことないた」と言い切れないのが不気味さを生み出している。
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タイトルに惹かれて読了 独特な個性が強い人々(?) でも、どこかにいそうな人々 あれっ?て思わせる日常 程よい気味悪さを残して終わる展開 この作家さん、説明出来ないけど好きなんたよなぁ
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読み進める時、なるほどそっちに進むのね、となる。はいはい、これは面白いわ。今村夏子さん、流石です。おぉー、ここまでいくのね。んぁ? って感じ。一本道のように続いていくストーリーの中に、明確な分かれ道はない。決められた道を歩かされるようだけど、綺麗に舗装されていて、進みやすい。にも...
読み進める時、なるほどそっちに進むのね、となる。はいはい、これは面白いわ。今村夏子さん、流石です。おぉー、ここまでいくのね。んぁ? って感じ。一本道のように続いていくストーリーの中に、明確な分かれ道はない。決められた道を歩かされるようだけど、綺麗に舗装されていて、進みやすい。にも関わらず、進んだ先には全く見覚えのないし、見ようともしなかった景色が広がっている。どこで歩く道が変わったのかもわからないけど、今ここにいることが全てだった。 確かに、所々ヒビのようなものが刻まれているが、歩道に関して言えば特段珍しい事ではない。でも、多分、おそらく、確信はないけど、どこかでわたしは躓いて、ここにいる。進むはずのない道を進んでしまった。でも、これを望んでいたことは否めない。素晴らしい。 とんこつQ&A 特に凄いのが、最後の一文の頭。 「というわけで、」 この一語からどこまでも広がっていく。製作者側の意見すぎるし、既に決定していることに対して、後から理由を付けた時に言うセリフすぎる。先に事実(虚像?)があって、次に裏付けのシーン(虚言?)があった。 そう思えて仕方がない。 良夫婦 これが一番好きかもしれない。こんな物語が読みたかった。人間の丸裸が描かれて、その構成もまた、人間味をより強く押し出している。
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