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薫る花は凛と咲く(20) マガジンKC
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薫る花は凛と咲く(20) マガジンKC

三香見サカ(著者)

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薫る花は凛と咲く(20) マガジンKC

594

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2025/10/09
JAN 9784065408148

薫る花は凛と咲く(20)

¥594

商品レビュー

4.8

4件のお客様レビュー

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2025/10/25

凛太郎の行動と覚悟は並大抵では無いからこそ素晴らしく思えたけど、本人的には反省というかやらかした感のある行動だったのね…(笑) ここで凛太郎が以前薫子に捧げた言葉が彼女の口から返ってくる展開は良いなぁ。この恋人達は互いを支え合っているのだと判る。そうした関係だから凛太郎が弱った時...

凛太郎の行動と覚悟は並大抵では無いからこそ素晴らしく思えたけど、本人的には反省というかやらかした感のある行動だったのね…(笑) ここで凛太郎が以前薫子に捧げた言葉が彼女の口から返ってくる展開は良いなぁ。この恋人達は互いを支え合っているのだと判る。そうした関係だから凛太郎が弱った時に薫子が助けてくれる事は何も特別ではなく、特別ではないから凛太郎の力に成るのだと思えるね そうして始まった凛太郎のお試し期間はどうなったのかというと… 本人的には「手応えが無い」と成るのは少し意外だったかも。実家のケーキ屋を手伝っていたが、他の店で働いた事が無い凛太郎としては新たな体験に心躍らせるか眼の前の現実に打ちひしがれるかと思いきや、そのような感想になるとは それだけに、そのようなふわふわした感覚のままに合格を勝ち取るのは驚きでしたよ! これ、「Plain」の従業員達が言っているように、凛太郎が過ごしてきた環境がそもそもレベルの高い場所だったようで 凛太郎は「Plain」で得た体験が当たり前のものだった。だから「Plain」が厳しさの基準に成る。そう考えればノワゼットの環境を「手応えがない」と感じてしまうのは彼にとって違和感を抱かない環境だった証左と言えるのかな それがノワゼットチーフの評価へと直結し、凛太郎をノワゼットに迎え入れるに相応しいとの太鼓判へと繋がったのだろうね こうなってくると、リュカですら「尊敬に値します」と評する「Plain」の環境がどのように形作られたのかと気になってしまう そのような折に始まるのが杏子と圭一郎の馴れ初めですか てか、圭一郎は高校生の時点でケーキ馬鹿だったんだなぁ……(笑) 洋菓子の甘い匂いが得意ではなかった杏子にとってそのような匂いに包まれた圭一郎は好んで近付きたいタイプではなかった筈。第一印象も悪かったし けれど、律儀に人と関わろうとする彼女の姿勢は圭一郎の欲していたものであったんだろうね 圭一郎は部屋の鍵を掛けていたし開いた扉も直ぐに閉じてしまった。なのに、杏子は改めてお礼も言うし、味見役を求めれば素直な感想をも齎してくれた それどころか、杏子は圭一郎が欠点や問題点まで指摘してくれる。圭一郎にとって杏子は求めて止まなかった相手 だからこそ、彼女が圭一郎に壁を作って苦しみを隠そうした際、彼の方から踏み込もうと思ったのかも知れない。彼女は二人と居ない人だから そうした感情が込められたケーキは圭一郎が作るべきケーキの原点、唯一無二の相手へ届けようとしたケーキだから杏子の心に優しく響いたのかな このような関係を築いていると、次は「いつ付き合うの?」という点に興味を抱いてしまうけど、ケーキ馬鹿で鈍感野郎な圭一郎にそこら辺を期待するのは難しいか?と思わせられていただけに、あのシーンは少し衝撃を受けたな 杏子は自分の夢を語れる圭一郎の邪魔をしたくないと、かつての日のように壁を作ってしまった。そこで夢の為に求める相手こそ杏子なのだと誠実に伝える圭一郎は良かったなぁ というか、誠実すぎてもうプロポーズみたいになっていたけど。これってかつての日では踏み込む為の言葉を持たなかった彼が杏子相手だと踏み込む為の言葉を自然と持ち合わせられるようになっていたとも言えるんだろうな そうして、踏み込んでくれた圭一郎に対して、かつての日では言葉を返す事が出来なかった杏子が彼の想いに対して自分の感情を有りの儘に示せた点はとても良かったと思えますよ! 好きな人にケーキを食べて欲しいとの想いで始まった二人の関係が今も続いている。そう知れるラストカットは非常に感慨深いものと思えたよ……

Posted by ブクログ

2025/10/16

憧れのリュカさんのもとで働けるようになったのは何よりだが、それよりも大人たちの立ち居振る舞いが過去最高にカッコ良かった。凛太郎を預かる雇用主としての礼節を見せるリュカさんはもちろん、息子の超えるべき壁として在り続けようと決心した父親の表情も気持ちいくらいに清々しい。教え子の内定に...

憧れのリュカさんのもとで働けるようになったのは何よりだが、それよりも大人たちの立ち居振る舞いが過去最高にカッコ良かった。凛太郎を預かる雇用主としての礼節を見せるリュカさんはもちろん、息子の超えるべき壁として在り続けようと決心した父親の表情も気持ちいくらいに清々しい。教え子の内定に諸手を挙げて喜ぶ塚田先生にもグッと来たし、”Plain”で働く従業員のプライドも気高くて素晴らしいと思う。凛太郎両親の馴れ初めエピソードは、短いながらも優しさに溢れていて良い読後感だった。

Posted by ブクログ

2025/10/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

凛太郎、本当に良かった。 お父さんとお母さんの話もとても良かった! 不思議だね、両親の出会いからその後の話を聞くと、 両親だけじゃなく凛太郎まで今までと少し違って見 えてきて、人となりの理解が深まってくる。 凛太郎がリュカさんを超えると宣言したと知った時 のお母さんの顔! 笑えた。 「お父さんも」の時のお父さんは嬉しそうだった。 勢いにしても、それだけの熱意と覚悟があるってこと だね。ケーキオタクの心はしっかり受け継がれてる。 Plainの従業員の「負けてるとは思わない」もいい! 皆誇りと自信を持ってケーキを作ってる。 美味しいわけだ。 昴のあの笑顔はよかったね。 自分があんなに優しそうな嬉しそうな顔をしてるとは 知らないだろうね。 凛太郎がマスクをつける時の顔が凛々しかった。

Posted by ブクログ