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ジートコヴァーの最後の女神たち CREST BOOKS
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ジートコヴァーの最後の女神たち CREST BOOKS

カテジナ・トゥチコヴァー(著者), 阿部賢一(訳者), 豊島美波(訳者)

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ジートコヴァーの最後の女神たち CREST BOOKS

3,080

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2025/09/25
JAN 9784105902032

ジートコヴァーの最後の女神たち

¥3,080

商品レビュー

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2025/10/27

チェコの大ベストセラーという。 ラブリィな表紙とは裏腹に、重い内容。 チェコの人名に疎いためか、登場人物を混乱する。 また膨大な資料と現実が混在する構成など、思いのほか時間がかかって読了。 主人公ドラの少女期から ビロード革命後、研究者となってからの物語。 成長したドラは、育て...

チェコの大ベストセラーという。 ラブリィな表紙とは裏腹に、重い内容。 チェコの人名に疎いためか、登場人物を混乱する。 また膨大な資料と現実が混在する構成など、思いのほか時間がかかって読了。 主人公ドラの少女期から ビロード革命後、研究者となってからの物語。 成長したドラは、育ての親である、 伯母スメルナの死亡と過去都の関係を調べていく。 伯母はは白カルパチア山脈地方の寒村で女神と呼ばれる存在だったが、 強制収容された精神病院で亡くなっている。 「女神」は薬草で心身を治療し、時に黒魔術めいた呪いもおこなった。 その力は中世の魔女裁判で、ナチス時代には利用のため、 チェコ社会主義時代には反逆者として 権力者から常に監視されていた。 女神についての調査は、自分自身の重い過去と向き合う作業でもある。 読んでいて暗い歴史がのしかかり、 寒村の貧しさの描写に気分が悪くなるほど。 チェコという国の豊かな自然と闇に、読後は放心する。 咀嚼できないことばかりで、果たして読んだと言えるのか、自問が続く。 (以下ネタバレ?) 本編の最後の頁について、何度も考えているのは やっぱりミステリーだから? 10月31日追記 ふとしたときに、あの最後について考えている。 図書館の蔵書なので、読み返せないのが残念。 ・・・手元に置きたくなっているので★5に昇格。

Posted by ブクログ