商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2025/09/19 |
| JAN | 9784122076990 |
- 書籍
- 文庫
人魚紀聞
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人魚紀聞
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商品レビュー
3.5
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戦後、吉行淳之介らと同人誌を作って執筆活動に勤しんだものの、 家業の繁忙や自身の専門分野の研究などのため寡作だった 椿實(1925-2002)の主な作品をまとめた文庫。 Ⅰ メーゾン・ベルビウ地帯 ある霊魂[プシケエ]の肖像 泥絵 三日月砂丘[バルハン] ビュラ綺譚 ...
戦後、吉行淳之介らと同人誌を作って執筆活動に勤しんだものの、 家業の繁忙や自身の専門分野の研究などのため寡作だった 椿實(1925-2002)の主な作品をまとめた文庫。 Ⅰ メーゾン・ベルビウ地帯 ある霊魂[プシケエ]の肖像 泥絵 三日月砂丘[バルハン] ビュラ綺譚 狂気の季節 Ⅱ 人魚紀聞 月光と耳の話――レデゴンダの幻想 浮游生物[プランクトン]殺人事件――ある遺書の再録 たそがれ東京 蝶々と紅茶ポット――ブラウン神父の登場 Ⅲ 短剣と扇 鶴 金魚風美人 石の中の鳥 黒いエメラルド 人魚不倫 表題作「人魚紀聞」は 夜の港町をフラフラしていた〈私〉が 旧友・壬生公弘と再会し、彼の奇妙な冒険譚を聞く話。 ※後でブログに一編ごとの感想など、 細かいことを書きます。 https://fukagawa-natsumi.hatenablog.com/
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著者本人曰く「意識小説」とのことだが、世間的には「幻想文学」とくくられるジャンルの短編集。(まだ半分しか読めていませんが) 三島や吉行淳之介ら同時代の大作家たちに絶賛されていただけに若くして筆を置いてしまったことが残念。逆に、そのことで”伝説化”していることも興味深い。(巻末の...
著者本人曰く「意識小説」とのことだが、世間的には「幻想文学」とくくられるジャンルの短編集。(まだ半分しか読めていませんが) 三島や吉行淳之介ら同時代の大作家たちに絶賛されていただけに若くして筆を置いてしまったことが残念。逆に、そのことで”伝説化”していることも興味深い。(巻末の「資料」に掲載された大作家たちの書評/あとがきも。。) ファンタジックでエロティックな独特の世界観の小説でした。
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