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珈琲が呼ぶ 光文社文庫
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珈琲が呼ぶ 光文社文庫

片岡義男(著者)

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珈琲が呼ぶ 光文社文庫

946

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2025/09/10
JAN 9784334106317

珈琲が呼ぶ

¥946

商品レビュー

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2025/09/29

片岡義男『珈琲が呼ぶ』光文社文庫。 片岡義男の『珈琲三部作』、『珈琲にドーナツ盤』『珈琲が呼ぶ』『僕は珈琲』がサイン入り化粧箱に入って、一挙に文庫化されたので、大人買い。 『珈琲にドーナツ盤』は自叙伝的私小説集であるのに対して『珈琲が呼ぶ』はエッセイ集のようだ。 また、文庫...

片岡義男『珈琲が呼ぶ』光文社文庫。 片岡義男の『珈琲三部作』、『珈琲にドーナツ盤』『珈琲が呼ぶ』『僕は珈琲』がサイン入り化粧箱に入って、一挙に文庫化されたので、大人買い。 『珈琲にドーナツ盤』は自叙伝的私小説集であるのに対して『珈琲が呼ぶ』はエッセイ集のようだ。 また、文庫版特典として登場曲の数々を聴きながら読めるという触れ込みでSpotifyへの有料登録を誘導する詐欺的な手法のQRコードが付いていた。 挽いた豆で入れる珈琲が家庭で定着し始めたのは自分が大学生の頃だったと思う。それまで、家で飲む珈琲はインスタントコーヒーが当たり前だった。従って、喫茶店で焙煎した珈琲を飲むのは特別なことで、喫茶店の珈琲の値段とラーメン屋のラーメンの値段はおおよそ同じだった。 片岡義男が書いているようにコンビニの120円珈琲と喫茶店の珈琲、ホテルのラウンジの珈琲の価格差は非常に大きいが、味には値段ほどの差は無い。 マグカップについても片岡義男は言及している。厚みのある陶器のマグカップは確かに口に馴染む。チタニウム製のマグカップは値段が高いだけに手が出ない。 ザ・ビートルズのサインや来日公演にまつわる話は、ふ~んそうかという感じ。自分は世代的にザ・ビートルズのファンになってもおかしくないのだが、全く興味が無かった。何曲かは知っているものの、心に響く曲は無い。 様々な珈琲と音楽、映画や小説、喫茶店にまつわる話が書かれているが、音楽と映画に関しては非常にマニアックである。全体的にモノクロのイメージ。掲載されている写真は勿論、モノクロだ。 先に読んだ『珈琲にドーナツ盤』のQRコード詐欺の怒りは少し消えた。本作にもQRコードが掲載されているが、無視することにした。 本体価格740円 ★★★★

Posted by ブクログ