ゆれる時代の生命倫理 ケア・美容整形・安楽死など、シチュエーションで考える8章

小林亜津子(著者)

• 販売会社／発売会社: 笠間書院
• 発売年月日: 2025/09/02
• JAN: 9784305710550

商品レビュー

2025/11/23

スマートドラッグ、生殖補助医療、出生前診断、安楽死、人生会議、ケアロボットについて、様々な視点から是非を問うている1冊。それぞれの議題に対して著者の意見は既に定まっているが、頑なに言い切るようなものではなく口調や示し方はソフトなもの。全体として難しい言葉などがほぼなく、先に述べた通りソフトな口調や示し方であるので読みやすくわかりやすい。著者の価値観も現代に合わせてアップデートされており、女性の権利などについても考えが浅いということも無く安心して読める。生命倫理という分野に初めて触れる人にもおすすめできる一冊。

2025/09/19

美容整形は「個人の自由」なのか？もしもに備えて出生前診断を受けるべきか？病気の家族に安楽死を望まれたらどうするか？など，現代において人生の中で直面しうるライフイベントを生命倫理学の観点から掘り下げる1冊です。
看護師にとっては，自らが選択を迫られる問題であると同時に，臨床現場でこのような選択を悩む患者さんに接する機会もあるかと思います。　
技術の発展で生まれた様々な課題について知識を深めつつ，考えさせられる内容です。