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技術安全保障 科学とイノベーションは平和のために何ができるか
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技術安全保障 科学とイノベーションは平和のために何ができるか

山本晃平(著者)

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技術安全保障 科学とイノベーションは平和のために何ができるか

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日経BP/日経BPマーケティン
発売年月日 2025/08/27
JAN 9784296121274

技術安全保障

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商品レビュー

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2026/04/13

特に考えさせられたのは、現代では「技術」なしに平和を考えることが益々難しくなっているが、その技術によってどのように平和を構築できるかを戦略的に議論する際は、複合的な視点が必須だということ。理工学に限らず経済学、経営学や国際政治学が重要で、それらの専門性を持ったアクターを科学者、ア...

特に考えさせられたのは、現代では「技術」なしに平和を考えることが益々難しくなっているが、その技術によってどのように平和を構築できるかを戦略的に議論する際は、複合的な視点が必須だということ。理工学に限らず経済学、経営学や国際政治学が重要で、それらの専門性を持ったアクターを科学者、アカデミア、企業、官公庁の間で有機的に結束させなければならないと繰り返し強調されていた。 本書では国連常任理事国が直接関わる戦争としてロシアのウクライナ侵攻が挙げられているが、今現在ではアメリカ(とイスラエル)のイラン侵攻も含まれる。この戦争は本格的な「AI戦争」で、国際的なルール策定が遅れたために先端技術が軍事利用されており、残念ながら技術がむしろ平和を遠ざけている状況だ。国際的な取り決めも当然必要だが、このような国際情勢を日本が生き残っていくには自国の優位を確保できる「戦略」が不可欠だと気づかされた。偏見かもしれないが、日本は領域横断的なテーマで戦略を練るのが特に遅い/下手だという印象がある(この点は自身の勉強不足である)。政府には危機感を持って対応して欲しいし、自身も他力本願にならずに、専門性の柱を増やしながら自分にできることを探索していきたいと思う。

Posted by ブクログ

2025/12/02

とても素晴らしい内容。 全般通じて筆者の安全保障に対する熱意と、官民問わず、また産学官問わず、日本国関係者全員が戦争回避のために役割を果たすべきというメッセージを強く受け取った。 日本も戦争とは無関係ではないという前提に立ち、その上で技術を用いていかに戦争を回避していくかとい...

とても素晴らしい内容。 全般通じて筆者の安全保障に対する熱意と、官民問わず、また産学官問わず、日本国関係者全員が戦争回避のために役割を果たすべきというメッセージを強く受け取った。 日本も戦争とは無関係ではないという前提に立ち、その上で技術を用いていかに戦争を回避していくかという視点に立っている。 戦争は時代とともにそのあり方も変化していき、非国家主体での脅威が注目される時代もあれば、多くの人間にとって想定外だった大国ロシアとウクライナ間での戦争も行われているという不確実性ある世界情勢推移を認識している。さらに技術については、ゲームチェンジャーの登場頻度が加速しているという考え方を紹介している。 戦争を回避するための根本的かつ基礎となる理論として、対立状態から誤認識、不確実性などが介在して戦争に至ることがあるが、あらゆる発信に加えて、防衛的又は経済的手段による抑止力を強化することが、誤認識、不確実性を起因とした戦争の回避も可能だとしている。 伝統的な陸海空以外にも宇宙・サイバー・認知戦など領域を拡げると、SNS、ウェブマーケティングなどもデュアルユース、ミクスドユース、フュージョンユース技術として応用できる。また、先端技術のみではなく既存の技術の活用方法の発見からゲームチェンジャーは登場しうる。こういった技術の傾向や動向がある中で、科学者、技術者、製造企業、官公庁などが連携することで、幅広い領域での技術安全保障の推進と、ゲームチェンジャーの効率的効果的な創出ができるというメッセージを感じた。 重要技術について、官公庁だけの調査のみではおそらく網羅できないため、サプライチェーンポイントの候補となりうる製品やゲームチェンジャーに応用可能な技術を科学者、技術者、企業などが報告し、官公庁が受け取る仕組みが必要である。 さらにはこうした情報の収集・分析・評価を行うために、経済、経営、科学技術、国際情勢など広範な分野での横断的な知見を融合できる体制が必要である。 イノベーション論に触れつつ、技術プッシュ型とデマンドプル型のゲームチェンジャー創出のフローも描いている。いわゆる段階的にフェーズを通過していくフローのようにも見えるが、その間には試行錯誤とフェーズのやり直しなどが発生することも前提に論述されている。また、各工程・フェーズでも必要な知見が異なり、科学技術、経営、その他あらゆる知見の融合が必要である(この論点は本書を通じて繰り返される)。 マルチ専門チームの体制構築のあたりではプロジェクトマネジメントについても言及があり、個人的にも興味が高まった。 ゲームチェンジャー市場の一つのアイデアとしてドローンをデュアルユース化し、購入費の一部を国が負担し、有事にはどのドローンを活用できるというもの、非常に共感しよいアイデアだと思った。

Posted by ブクログ

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