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灯火のオテル(1) ジャンプC
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灯火のオテル(1) ジャンプC

川口勇貴(著者)

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灯火のオテル(1) ジャンプC

572

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2025/09/04
JAN 9784088846101

灯火のオテル(1)

¥572

商品レビュー

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2025/09/09

『レッドフード』の川口勇貴の新作「灯火のオテル」。 北欧をモデルにした世界で、剣と精霊で戦争をする勇者たちの漫画です。 冬が延々と続く極寒の世界。森の国の少年オテルが、戦場で火の精霊と出会ったところが物語の始まり。北欧やケルト神話がアイデアのきっかけであると思うので、物語はサー...

『レッドフード』の川口勇貴の新作「灯火のオテル」。 北欧をモデルにした世界で、剣と精霊で戦争をする勇者たちの漫画です。 冬が延々と続く極寒の世界。森の国の少年オテルが、戦場で火の精霊と出会ったところが物語の始まり。北欧やケルト神話がアイデアのきっかけであると思うので、物語はサーガという意味合いになりますね。 主人公のオテルは物語の英雄に憧れてはいるものの、命よりも名誉を重んじて死に急ぐタイプの勇者ではなく、生き抜くことの大切さと、その覚悟の上で戦いに挑む勇敢さを持ち合わせているような印象。 ただ、生き抜くことの対象が自分を含む味方や親しいもの全体に波及していて、優先順位で言うと、自分が最も低いところにいるような気がするなぁ。自己犠牲であれば、簡単に命を擲ってしまいそうな危うさは感じます。 勇気と自棄が紙一重のところにあるのはよくない。 精神の強さは別として、持たざる者だったオテルが火の精霊の力を得て、どんな戦士になってゆくのか。的である氷の国の戦士が、今のところことごとく残虐非道なクソ野郎なので、あちら側に心を寄せてしまい苦悩する、ということにはならなそうです。自己の安全を考えない、と言う危険は常にありそう。1巻途中で始まった修行編で、改善されれば良いのですが。 裏表紙に採用されている1コマ。 焚き火に斧をかざして鉄板がわりに焼き魚を料理している場面です。こういう戦場での、その場の工夫が見られるシーンは好きです。 なんというか、ディテールアップパーツだと思います。

Posted by ブクログ