罪悪の王子たち(下) 呪われし玉座

ケリー・マニスカルコ(著者), 入間眞(訳者)

• 販売会社／発売会社: 竹書房
• 発売年月日: 2025/08/21
• JAN: 9784801946002

商品レビュー

2025/10/13

ロマンタジーと聞くと最初に「フォースウィング」を思い浮かべます。しかし本作は同じロマンタジーではあるけれど、「フォースウィング」とはまた違う作品。
なぜならダークファンタジーだと思うからです。ロマンス良し、ファンタジーの世界観よし、けれどダークな部分は読む人を選ぶなと感じました。食人のシーンなど、多くはないけれど個人的にはインパクトが強かったからです。

しかしもちろん面白かったです！
カミラの正体は一体何者なのか。
カミラの正体がわかったとき、エンヴィは何を選ぶのか。死ぬか生きるかの瀬戸際で、仇敵の肉親であったカミラを救うことを選んだエンヴィにぐっときました。これぞロマンス…！！
またファンタジーならではの、世界観。
美しい衣装に、煌びやかな部屋。人間以外の登場人物たち。呪われた王座の世界観にどっぷり浸ってしまいました。
また、個人的にはキャサリンとバニーの正体が可愛くて終盤にっこりしてしまいました。
発売が楽しみです。

2025/09/18

Kindle Unlimitedにあったので読んでみた。（上下巻通しで読み終えたうえでの感想で、ネタバレなしの感想は上巻の方に書いた）

長いわりにメリハリがあまりなく、だらだらと続くなぁと思った。

カミラとエンヴィの駆け引きも長いし、エンヴィの一夜ルールに縛られる件も上巻からずっとやってるし、いい加減もういいよって感じ…

カミラも結局フェイだし、別に記憶失ってるとかでもないのに、終盤まで伏せておく必要ある？ラスボスはカミラの実父だし…
カミラが育ての父を愛していて、人間っぽさの強いフェイってことにしたかったのだと思うけれど、それにしても引っ張りすぎ…
そして、カミラの母はどこいったん？

ゲームも派手さに欠けるし…

これ、最後に出てきたプライドの話に繋がるのかもしれないけれど、続巻が出てももう読まないな…