商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2025/08/21 |
| JAN | 9784120059407 |
- 書籍
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Tシャツの日本史
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Tシャツの日本史
¥2,200
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商品レビュー
3.7
4件のお客様レビュー
タックインかタックアウトか。 突き動かしたのは、ファッションかはたまた同調圧力か。 トレンドの最前線を突き詰めていくと、周回遅れと同値に見えていく。サインカーブとコサインカーブの関係性、2元論ならではの味わい。 しかし、裏の裏は表ではあるが、裏を知らない表とは少し違う。吉田栄作と...
タックインかタックアウトか。 突き動かしたのは、ファッションかはたまた同調圧力か。 トレンドの最前線を突き詰めていくと、周回遅れと同値に見えていく。サインカーブとコサインカーブの関係性、2元論ならではの味わい。 しかし、裏の裏は表ではあるが、裏を知らない表とは少し違う。吉田栄作と菅田将暉が似て非なるもの。
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生真面目な論文的に読んでいたら、スラムダンクのシャツのイン・アウトの分析から勢いよく面白くなる感じでした^^。
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ビックリした。 私はTシャツは裾を出して着ているからだ。これは別に世の中の流行りに反抗しているとか、ずっとそういう主義だからそうしているのではない。私は私なりに世の中に同調しているつもりだった。ところが2010年代中頃から既に「イン」が主流だという。インとアウトは、そのように変遷...
ビックリした。 私はTシャツは裾を出して着ているからだ。これは別に世の中の流行りに反抗しているとか、ずっとそういう主義だからそうしているのではない。私は私なりに世の中に同調しているつもりだった。ところが2010年代中頃から既に「イン」が主流だという。インとアウトは、そのように変遷を繰り返している。私の学生時代は一貫して「イン」だった。ワイシャツがインなんだから、Tシャツもインでしょ、という私の理論だった。私はバカにされたことは一回しかないが、現代の若者は間違えると一貫してバカにされるという。では、前の「アウト」はいつからいつまでだったのか? 80年代末から2000年代までだったらしい。渋カジと言われる新しい不良が、ツッパリ漫画の主人公と一線を画すことで始まったらしい。以降「電車男」(2005)の主人公は「イン」がお茶の間でバカにされた。 Tシャツ姿が主人公になった記念碑的映画「欲望というの名の電車」(1951)「理由なき反抗」(1955)では「イン」だった。1968年の「男一匹ガキ大将」の戸川万吉が学ランの下に着ていたのが「イン」したTシャツだった事も確認した。 「スラムダンク」(1992)の桜木花道は、恋する女のためにTシャツの裾を出す場面があると言う。トレンディドラマで織田裕二は90年までずっとインだったが、91年以降は当たり前のようにアウトしているらしい。以降、ずっと「アウト」が主流で、私も本意ではないが同調圧力に負けてずっとアウトしている中でアウトが普通になっていたらしい。 藤本たつき「ルックバック」(2021)の主人公は、2016年に部屋から街に出るとき、アウトからインにさりげなく切り替えているという。そういう意味では、この漫画の何と繊細なことか! ハッキリ言って私はこの本を読んだ後でもインとアウトの何処が「みっともなく」て何処が「おしゃれ」なのか、全くわからない。でも面白い本だった。
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