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フランス中世史(Ⅰ) カペー朝の革新
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フランス中世史(Ⅰ) カペー朝の革新

佐藤彰一(著者)

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フランス中世史(Ⅰ) カペー朝の革新

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 名古屋大学出版会
発売年月日 2025/08/19
JAN 9784815812034

フランス中世史(Ⅰ)

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2025/12/18
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カペー朝がどうしてフランスを統一できたのか疑問だったが。 ・888年東西フランク王カール3世が死去すると、ロベール家のウードが西フランク王に選ばれたが、ブルゴーニュ辺境伯はブルゴーニュ王を称し、フランドル伯、ブルターニュ大公等も領邦国家として事実上独立。その後カロリング朝が復活したが、987年ロベール家のユーグ・カペーがフランス王に選ばれカペー朝が始まる。領土としては他の領邦の並び。 ・9世紀から領主裁判権等により農民が従属化、9世紀末から城塞建設が始まり10世紀には族生。城主は新興貴族として台頭、騎士階級も生まれる。 ・10世紀の中世温暖期には大開墾時代が始まり顕著に人口増。フィリップ1世は宮廷官僚制度化を図ったが、ノルマンコンクェストを許してしまった。百年戦争より前からノルマン朝とは断続的に戦争状態。ルイ6世(クローヴスに由来するカロリング朝の王名)は、世襲化しつつあった城主層を討伐しイルドフランスを王領として固めるが、イルドフランスでも王領は点在。イルドフランスは地理的空間ではなく政治的空間。ルイ7世は、国王顧問会議、バイイ等制度を整備するとともに、ロリス慣習法により農奴の賦役・税の合理化を図る。 ・ルイ6世・7世の基礎の上にフィリップ2世は、バイイ制による王領統治制度の整備、フランドル伯領の侵略、リチャード獅子心王には敗戦続きだったがジョン欠土王との抗争でノルマンディ、アンジューを没収し王領を拡大。勝利と王の権威増大により領主相続税、未成年相続者保障収入等の新たな税収やタイユ税率低減による商業活動増大により税収増と歳入が拡大、傭兵費。要塞構築費等の大幅な増大にもかかわらず剰余金を積み上げた。また文書行政による歳入歳出管理が行われた。

Posted by ブクログ