商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
| 発売年月日 | 2025/08/07 |
| JAN | 9784022652041 |
- 書籍
- 文庫
植物少女
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植物少女
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商品レビュー
3.8
16件のお客様レビュー
母親が植物状態になってしまった娘の視点から、母親が亡くなるまでの26年間が描かれた小説です。出産の際に植物状態になってしまったため、主人公は一度も母親と会話したことがありません。 父親と祖母が知る生前の母親は、主人公にとって知らない人のようです。 空っぽの母親に主人公は何でも話す...
母親が植物状態になってしまった娘の視点から、母親が亡くなるまでの26年間が描かれた小説です。出産の際に植物状態になってしまったため、主人公は一度も母親と会話したことがありません。 父親と祖母が知る生前の母親は、主人公にとって知らない人のようです。 空っぽの母親に主人公は何でも話すことができます。学校の愚痴、父親が別の女性と付き合ってること、祖母と父親が仲が悪いこと…。 主人公が母親を扱うときの乱暴さが結構衝撃なのですが、生まれたときから植物状態の母親を小学生の子どもが人形のように扱うのはしょうがないよなぁ…。 本当につらい状況なのですが、つらいという言葉で簡単に表現できないというか、当事者たちにしか分からない絶望、喜びなど、様々な感情があることが本書を読むと分かります。 母親と体をくっつけて呼吸が重なるとき主人公は温かさと幸福感を感じます。ささやかすぎる母親との交流なのですが、それが貴重な時間なのだということが伝わってきて胸が締め付けられました。
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つけ始めのストーブみたいな本 管に残る冷え切った外気が凍る私に降りかかる。 あったかくなることを理解しているから立ち向かえるもの。 理解はできるのに期待してしまう様に、少しの温かみを探してばかり。 大人なのに、ずるくて弱い。そんな時、我慢するのはいつも子供なのよ。 脳のどこ...
つけ始めのストーブみたいな本 管に残る冷え切った外気が凍る私に降りかかる。 あったかくなることを理解しているから立ち向かえるもの。 理解はできるのに期待してしまう様に、少しの温かみを探してばかり。 大人なのに、ずるくて弱い。そんな時、我慢するのはいつも子供なのよ。 脳のどこに置けばいいのか分からなくなる。 生まれた時からこうだった、記憶が遡れるくらいにはこうだった。そんな時、受け入れるなんて言葉は使わない。ただそうだっただけ。誰かに指摘され指摘されたことに違和感を覚えたかった。 会話ができない、意思疎通ができない。 以前風邪をひき声が出なくなった時に感じたあの億劫さとは、比べ物にならないほどの苦痛だろう。 ただ生きるということ。毎日呼吸をしていること。 人間は、短時間で人のことを知ることはできない。側面ばかりを見て、かわいそうだの悲観的にものを綴る。自分が到底成し得ないことをし続ける人をみてやっと感嘆を漏らす。 見えない物を想像で埋めて見えてるふりをするのでなく、ただ見えてるものへ真摯に向き合う。 どんな存在であれ、自分次第なのだなと思わされた。
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難しい。 そうなる前を知っている父と祖母と、そうなってからしか知らない美桜が感じるものは、まるで違うのだと思う。母の病室に通う美桜に悲愴感はない。 でも、温かく手を握ってくれたことに満足していても、最後に一度でいいから母と話してみたかったと思い、母を外に連れ出すことを考えなかった...
難しい。 そうなる前を知っている父と祖母と、そうなってからしか知らない美桜が感じるものは、まるで違うのだと思う。母の病室に通う美桜に悲愴感はない。 でも、温かく手を握ってくれたことに満足していても、最後に一度でいいから母と話してみたかったと思い、母を外に連れ出すことを考えなかったことを思う。 うーん、難しい。
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