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私小説 作家は真実の言葉で嘘をつく 河出文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2025/08/06 |
| JAN | 9784309422060 |
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私小説
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私小説
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商品レビュー
3.4
5件のお客様レビュー
私小説そのものを問い直す作品群。ほぼエッセイでは?と思うものがありつつ、では私小説とエッセイの違い(距離)は何だろうと考えてしまう。ここでは「厳密な意味での事実」を探求し、「言語の自由な冒険」をするもの、とされているが、分かったような、よくわからないような。 解説の、誰もが「告白...
私小説そのものを問い直す作品群。ほぼエッセイでは?と思うものがありつつ、では私小説とエッセイの違い(距離)は何だろうと考えてしまう。ここでは「厳密な意味での事実」を探求し、「言語の自由な冒険」をするもの、とされているが、分かったような、よくわからないような。 解説の、誰もが「告白」できる時代になり、(田山花袋の布団の時代とは異なり)私小説の価値もイメージも大きく変容している(更新されている)という指摘は正鵠を得ていると思った。 金原ひとみさんの小説が、ヤブノナカを想起させる設定で、こういう繰り返し同じ設定やキャラクターを使うこと自体も(千葉雅也さんの論考にある)「ぽさ」への依拠を強める要素になるのかと思った。
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副題の「作家は真実の言葉で嘘をつく」に惹かれ、 “どんな嘘をついた私小説が読めるのだろう”と期待して。 読んでみると、主に女性作家たちの作品は 「嘘どころか真実味がありすぎて、むしろ動揺する」もの。 こんなことまで書いていいの? と戸惑うほど。 ─けれど、もしかしたらそこが“嘘...
副題の「作家は真実の言葉で嘘をつく」に惹かれ、 “どんな嘘をついた私小説が読めるのだろう”と期待して。 読んでみると、主に女性作家たちの作品は 「嘘どころか真実味がありすぎて、むしろ動揺する」もの。 こんなことまで書いていいの? と戸惑うほど。 ─けれど、もしかしたらそこが“嘘”なのかもしれません。 また、まったく知らない作家の“私”を読むのは、 やはり少し距離があり、興味を持ちにくいということにも気づく。 自分がその人を“知っている”かどうかで、 私小説の真実か嘘かの伝わり方がまるで違う。 読者としての“私”もまた、試されているような。 前書き(エッセイ的序文) 「星座のごとく」金原ひとみ 金原さんが説明文みたいなやつを書けるんだと 失礼にも驚くと共に 文章にされた元夫の立場を慮る。 以下は 各人の私小説の個人的覚書 「電気の川」 尾崎世界観 私は音楽の方面にとても疎い。 この作家さんは、作家である以上にミュージシャンなのだろうということが、ようやくわかる程度だ。 だからこそ、この短編に漂う“ライブ中継の裏側”のような感覚に、どこか踏み込めず、ただ照明の熱や音の振動を遠くから眺めていたような気がする。 「Crazy In Love」 西加奈子 これは、西加奈子さんがカナダで受けた乳がん治療の私小説として読むのが自然だろう。 日本のように患者として守られる存在という扱いではなく、自己管理が多そうな医療現場。 そのドライさに最初は戸惑いながらも、どこかで救われているような。 西さんはカナダの英語を“大阪弁に聞こえる”と言う。この比喩がとても西さんぽい。 「卵」 高瀬隼子 36歳の小説家による不妊治療の物語。 淡々とした文体で、自分をどこか他人のように見つめている。 さらりと俯瞰しているように思えるが、行間には——心身の変化、年齢への焦り、そして「書くこと」と「産むこと」をめぐる葛藤が静かに滲む。 俯瞰具合がお上手なのか、同じ悩みの全女性の物語になっている。 「神の足掻き」 エリイ あのコロナ禍の中、実際にコロナに罹患した時の記録のような物語。 空港での検査、ホテルでの隔離——あれほど世界を覆っていた“恐怖”が、いまはもう過去のことになっているという空恐ろしさがある。 この作品を通して、私は初めて芸術家エリイを知る。 「私の推敲」 町屋良平 私は、申し訳ないのですが、町屋良平さんを知りませんでした。 そして思うに、全く存じない方の私小説というものは、なかなか読み砕くに難しいものがある。 町屋さんの文章は、構造的でも技巧的でもなく、まるで思考の呼吸? “推敲”というタイトルどおり、書くことと生きることの区別がつかなくなっていく時間を描いているのか。 「鉛筆」 しいきともみ 幼児期から今に至るまで、彼を形づくってきた、黒歴史も含めた自己形成の物語。 My Hair is Bad のボーカルとしても知られるミュージシャンであり、作家でもある作者。 書いてみたけど、ごめんなさい知りませんでした。 その人生の断片を“鉛筆”という原点の象徴で描き出している。 「ウィーウァームス」金原ひとみ タイトルの「ウィーウァームス」は、ラテン語の vivamus ―「私たちは生きよう、生きていこう」から来ているようだ。 小説家による私小説なので、どこまでが事実で、どこからが虚構なのかは読者それぞれの受け取り方だろう。 ただ、他人の夫らしき人物の悪口を聞く場面には、正直少し居心地の悪さを覚える。 不思議なもので、男性から奥さんの愚痴を聞くほうが、まだ気楽に受け取れるのかも。 さまざまな生き方を遂行している人々を否定する気はないけれど、 その中で娘さんが清く、まっすぐに育っているのは、少し羨ましく思う。
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●読前#私小説 金原ひとみさん、高瀬隼子さん、現時点ではこのお二人が書かれたものは必ず読みたい。アンソロジーなので、苦手や知らない作家さんも含まれているが、もしかしたらそのような作家さんの作品でもおもしろいと思えるものがあるかもしれないので読んでみたい https://amzn....
●読前#私小説 金原ひとみさん、高瀬隼子さん、現時点ではこのお二人が書かれたものは必ず読みたい。アンソロジーなので、苦手や知らない作家さんも含まれているが、もしかしたらそのような作家さんの作品でもおもしろいと思えるものがあるかもしれないので読んでみたい https://amzn.to/48RnHEX ●読後#私小説 金原さんは離婚したけどパートナーはいる、というテレビで得た情報に確信を持て、その状況への金原さんの反応を知れて楽しめた。高瀬さんの作品も、そこまで赤裸々に書くんだ!、という驚きを感じ楽しめた。でも私小説ってすべてが本当とは限らないんだろうな https://amzn.to/48RnHEX ●心に響いたフレーズ&目次 #私小説 https://mnkt.jp/blogm/b250806a/
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