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見えない壁 北方四島の記憶
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見えない壁 北方四島の記憶

本間浩昭(著者)

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見えない壁 北方四島の記憶

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2025/08/04
JAN 9784041052532

見えない壁 北方四島の記憶

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商品レビュー

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2025/12/07

くまざわ書店の新刊コーナーで見つけた。筆者のライフワークの集大成とも思える力作。 北方領土問題は、北海道以外の(というより根室地方以外のと言ってもよいのかも)場所に住む人には縁遠くなってしまい、知らない人すら居そうだ。 しかし、領土の大きさで言えば、択捉島だけでも沖縄本島より大き...

くまざわ書店の新刊コーナーで見つけた。筆者のライフワークの集大成とも思える力作。 北方領土問題は、北海道以外の(というより根室地方以外のと言ってもよいのかも)場所に住む人には縁遠くなってしまい、知らない人すら居そうだ。 しかし、領土の大きさで言えば、択捉島だけでも沖縄本島より大きく、全体では福岡県より大きい。加えて周辺の海洋資源も踏まえれば、忘れてよい問題ではないはず。 ロシア(ソビエト)という国は、当時もいきなり侵攻して不当に占領し、既成事実化しようとしている。そして今、ウクライナでも全く同じことをやろうとしているとは、恐ろしいことだ。そう考えると、ウクライナとの和平でも絶対に領土の割譲など許すべきではない。 本書の最後に提案されている解決策が素晴らしい。 領有権の日本への返還を前提として、現在ロシア人が住んでいる地区はそのまま住んでもよいとし、日本人居住区と自然環境の保全区域を作る、という案。 実質的な権利を大幅に譲歩しているが、これくらい大胆な提案によって事態の打開を図っていかないと、不当侵攻から既に80年が経過してしまっているので、本当になし崩しになってしまうだろう。なんとか機運が高まるとよいのだが。

Posted by ブクログ