商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2025/07/30 |
| JAN | 9784488135096 |
- 書籍
- 文庫
夜明けまでに誰かが
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夜明けまでに誰かが
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商品レビュー
4
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2026年8月読了。 極限状況下で隠された秘密を暴くサスペンススリラー。キャンピングカーをライフルを持った男に襲撃され、六人の男女が車内に囚われてしまう。狙撃者は、夜明けまでにこの中の一人が隠している秘密を暴露すれば残りの者の命は助けると言う。女子高生のレッドには秘密の計画を...
2026年8月読了。 極限状況下で隠された秘密を暴くサスペンススリラー。キャンピングカーをライフルを持った男に襲撃され、六人の男女が車内に囚われてしまう。狙撃者は、夜明けまでにこの中の一人が隠している秘密を暴露すれば残りの者の命は助けると言う。女子高生のレッドには秘密の計画を持っているようだが、他の五人もなにか隠していることがありそうだ。はたして全員無事に生きて帰れるのか、夜明けまでのタイムリミットが迫るなか彼らが下す決断は何か。 本書は『自由研究には向かない殺人』シリーズでお馴染みのホリー・ジャクソンの長編作品だ。ベストセラーとなったシリーズで見せた少女の成長物語から、今度は極限状況における少年少女の決断を描いている。前のシリーズよりも緊張感と残酷さが増しているところが良かった。ミステリー要素については流石の構成で、巧みな伏線回収と予想外の展開が光っていた。サバイバル要素については少し間延びしている印象があり前半200ページくらいまでは退屈な印象だったが、そこから本格的に疑心暗鬼が広がるにつれて面白くなった印象だ。 ホリー・ジャクソンはティーンエイジャーたちを描写するのが本当にうまいと思わせる作家だ。主要人物の六人がそれぞれどんな性格で何を大事にしているか、お互いに相手をどう見ているかが自然とわかるのがすごい。特にオリヴァーのキャラクターがいやらしいくらいよく描かれている。リーダーシップをとりたがるが自分の非を認めず独善的、いっそ一発殴りたいくらいに嫌なヤツだ。一方で友達のマディや気になる男子のアーサーは好印象なキャラクターだ。しかし、誰かは大きな秘密を抱えているからその裏には隠された本性があるかもしれない。そう思わせて読者も疑心暗鬼にさせるところが流石だった。
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ホリー・ジャクソンは基本的にレベルが高いので、そのなかでは星3相当かなあ。星4でもいい。 本書はRV 車の外から狙われ、誰かが夜明けまでに「秘密」を言わなければならないというタイムアタックもののスリラー。 序盤は丁寧に、丁寧に、…丁寧すぎませんか? 3割ぐらいのところまではほ...
ホリー・ジャクソンは基本的にレベルが高いので、そのなかでは星3相当かなあ。星4でもいい。 本書はRV 車の外から狙われ、誰かが夜明けまでに「秘密」を言わなければならないというタイムアタックもののスリラー。 序盤は丁寧に、丁寧に、…丁寧すぎませんか? 3割ぐらいのところまではほんとにゆっくりで、なかなか読み進めることができなかった。 とはいえホリー・ジャクソンなので、中盤からの怒涛の展開はリアルに手に汗握る。 主人公の心の傷や、危機的状態の中での疑心暗鬼などドキドキものでした。 登場人物については、ちょっと殴りたいな〜という奴もいれば、不真面目そうで常識的な道徳はちゃんとあるねって奴もいる。主人公レッドの親友マディは優しすぎて逆に不穏では? ほんと容赦ないストーリー。 ヤングアダルト本と聞いていたので、もう少しライトかと思っていたけど、そうではなかった…。 優等生シリーズでわかってたはずなのに…。 今作のあとに出た『余命1週間の探偵として』もよかった。出版ペースが早いのもありがたい。 平均点以上を出してくれるから、間違いなく買う。 安心できる作家さんです。ありがたや。 というか、翻訳がいいですよね。 読みやすいし、ひっかかりがない。 文章もきれいでリズムもよい。 服部京子さん、ありがとうごさいます。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
閉じ込められ系サスペンスミステリーの傑作。 アメリカサイズのでっかい(31フィート、ほぼ9.5メートルの全長て)キャンピングカーに閉じ込められた、大学生2名高校生4名、何者かにタイヤ4本とガソリンタンクをライフルで狙撃されて立往生してしまう。犯人の要求は「6人のうち誰かが持っている秘密を明かせ」 閉じ込められて、いきなり全員の疑心暗鬼に持っていかず、まずは逃げ口を徹底的に排除していくんやけど、その中でリーダー格の大学生オリヴァーの無能さと危うさを徹底的に書き上げていく。 俺も大概組織のリーダーに向いてない(会社でも趣味でもやってみたことはあるが、都度迷惑をかけてきた思い出しかないトホホ)タイプだが、そんな俺だから言うが、こいつはもう筋金入り。ようこんなキャラクター作れたなぁと、それだけでこの本読む値打ちあるぞいうくらいのクソ役。 で、このリーダーはクソなだけで絶対犯人ではないと早いうちから分かって、その後徹底的に他のみんなの安全とか謎解きとか、そういうのを邪魔してまわり、おまけに読者の謎解きまで邪魔しにかかるという無茶苦茶ぶり。 こいつのおかげで仕掛けが紛れまくって、ラストの驚きが一層際立ってくる。オリヴァーの数少ない、というか唯一の貢献やったな。 才能がないヤツはリーダーしたらアカンし、才能ない自覚がなくて自信とプライドだけがあるヤツがリーダーしてもたら、周囲に不幸しかもたらさない。ほんま気を付けないとね
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