商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 春陽堂書店 |
| 発売年月日 | 2025/07/29 |
| JAN | 9784394905097 |
- 書籍
- 文庫
世界なんて、まだ終わらないというのに
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世界なんて、まだ終わらないというのに
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商品レビュー
4.3
6件のお客様レビュー
旅先で本を買うのが好きで、本書もその1冊。 まずタイトルに惹かれた。 「世界なんて、まだ終わらないというのに」 声に出したいタイトル。どんな状況でこんなセリフが出てくるんだろう。 そして手にとって帯やら裏表紙を見たら、「電球交換士」というパワーワード。なんじゃそりゃ。 そして...
旅先で本を買うのが好きで、本書もその1冊。 まずタイトルに惹かれた。 「世界なんて、まだ終わらないというのに」 声に出したいタイトル。どんな状況でこんなセリフが出てくるんだろう。 そして手にとって帯やら裏表紙を見たら、「電球交換士」というパワーワード。なんじゃそりゃ。 そして「不死身(かもしれない)」というオプションまで。 いよいよ訳の分からない本だ。 吉田篤弘さんの本は初めて。 初めて読む著者さんの本はお見合いだと思ってる。読んでみて自分との相性はどうか。 いざ読んでみると、なんか不思議な感じ。 物語としては色々起きてはいるけど、そんなに心に残る感じではない。 それなのになぜか全く飽きずに読んでしまう。 主人公の、親近感はあるのになぜか掴みどころがない雰囲気がそうさせるのか。 面白かったけど、どこが?って言われるとよく分からない。でも面白い。そんな本でした。 そしてよく分からないけど、このペーパーブックシリーズは文庫本ではあるが、1冊1冊手作りをしているらしく、値段も文庫本にしてはちょい高い。
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春陽文庫〈吉田篤弘ペーパーバック〉第2弾です。2018年刊行の『電球交換士の憂鬱』の加筆修正・改題版とのこと。7つの連作短篇集です。 吉田篤弘さんらしく、古きよきものが次々と消えてゆく〈ミナト町〉を舞台にした、憂鬱を覚える〈電球交換士〉の話です。古いもの、失くなったもの或い...
春陽文庫〈吉田篤弘ペーパーバック〉第2弾です。2018年刊行の『電球交換士の憂鬱』の加筆修正・改題版とのこと。7つの連作短篇集です。 吉田篤弘さんらしく、古きよきものが次々と消えてゆく〈ミナト町〉を舞台にした、憂鬱を覚える〈電球交換士〉の話です。古いもの、失くなったもの或いは失くなりつつあるものに光を当て、物語が展開していきます。ちょっとミステリータッチです。 まるでレコードを聴いているようです。音楽配信やCDのクリアーな音質とまるで違う、演奏者の息遣いや空気感、雑音まで閉じ込めたレコードの音には独特の温かみがあり、ジャケットへの思い入れも…、それらを大事にする想いが伝わります。 電球交換士・十文字扉は、仕事の性質も作業時間も世の中全般からずれていています。静かな夜のイメージの一方で、下戸にも関わらずバーのママや常連の子たちと掛け合い、ちょっと斜に構えた物言いなど、寡黙さとまた違った愉快な面もアクセントになっているようです。 そして、各話に準備された結末の少しの驚きと切なさ、これらが幻想の気配とともに混然とし、不思議な世界観をつくっています。時間や距離を超えて、限りある物や人、さらには風景や街並みに愛おしさがあふれ出します。 変化の激しい世の中へささやかでも抗い、愛着をもって守ろうとする希望が感じられる一冊でした。
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本書は『電球交換士の憂鬱』に加筆改題したもの。 『それでも世界は回っている』に登場したトビラさんが主役のお話である。 三十六時間仕様の腕時計をはめて、電球交換士の七つ道具を装備し、サイド・カーの付いたバイクで今日の仕事場へと赴くトビラさん。 大好物は玉子サンド。 変わり者だけど...
本書は『電球交換士の憂鬱』に加筆改題したもの。 『それでも世界は回っている』に登場したトビラさんが主役のお話である。 三十六時間仕様の腕時計をはめて、電球交換士の七つ道具を装備し、サイド・カーの付いたバイクで今日の仕事場へと赴くトビラさん。 大好物は玉子サンド。 変わり者だけど、こだわりが感じられてカッコいい。 主治医には「不死身(かもしれない)」なんて診断されている。 本作は、そんなトビラさんの日常。 トビラさんが電球を交換しながら出くわす、ちょっとした事件。 終わるものと終わらないもの。 古きよきものと新しいもの。 この世は儚いからこそ愛おしい。 吉田篤弘さんらしい世界観を堪能した。 「「未知」を転がせば「未来」につながる。」 「消滅の兆候と消滅の瞬間にわれわれは気づかない。」 「おれはなぜ、昔ながらの電球を交換しつづけているのか。そういう話だ。」 「しかし、この重みはなんだろう。「時間」だろうか。」 「真実はおれに何を見せるだろう。」 あとがきにて吉田さんは改題の事情あれこれに加え、 「タイトルが抱えている、このねじ曲がった矛盾が、不死身である自分に憂鬱を覚える主人公にふさわしいと感じました。」 とも話されている。 改題しなくても良かったのでは?と思っていた私も、それを読んで納得したのでした。
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