商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2025/07/18 |
| JAN | 9784000617079 |
- 書籍
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文学は何の役に立つのか?
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文学は何の役に立つのか?
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商品レビュー
3.8
21件のお客様レビュー
役にたつ人間であるということが、私には常に,何かしら醜悪なことと思われた。 というボードレールの引用にハッとさせられた。 一方、本書とは全然関係ないのだけど、何の役に立つのか全くわからない物が大好きという人もいて気になっている。 映画「オッペンハイマー」についても言及していて、自...
役にたつ人間であるということが、私には常に,何かしら醜悪なことと思われた。 というボードレールの引用にハッとさせられた。 一方、本書とは全然関係ないのだけど、何の役に立つのか全くわからない物が大好きという人もいて気になっている。 映画「オッペンハイマー」についても言及していて、自分の感想と比較出来て良かった。
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文学・芸術に関して、著者が寄稿したエッセイや批評、講演録、弔辞などをまとめたものである。ドナルド・キーンや大江健三郎、瀬戸内寂聴といった錚々たる顔ぶれとの交遊も伺い知れる。 著者の小説はまだ読んだことがなく、文章を読むのは初めてだったが、硬質に見えて、意外と読みやすい。 評論を書...
文学・芸術に関して、著者が寄稿したエッセイや批評、講演録、弔辞などをまとめたものである。ドナルド・キーンや大江健三郎、瀬戸内寂聴といった錚々たる顔ぶれとの交遊も伺い知れる。 著者の小説はまだ読んだことがなく、文章を読むのは初めてだったが、硬質に見えて、意外と読みやすい。 評論を書こうとすると、対象をよくよく観察し、客観性をもって言語化する技術が必要になる。多様な視点を持たなければ、独りよがりな説得力に乏しい論文になる。 つまり文学とは、人間を多面的に考察していく営みであり、これは古来から、おそらく未来永劫なくなることはない。 「文系不要論」が言われて久しいし、文系の中でもとくに人文学の肩身がせまい現状で、それでもあえて言いたい。 文学ほど、役に立つものはない(かもしれない)。
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物事を「役に立つか否か」で捉えてしまう 現代の寂しさと哀しさと。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 本書の結びにも触れられているように 芸術に関する営みや疑問は、元来、もっと優雅なものではなかったか。 情報に溢れ、時間に追われ、 不安に溢れる現代においては、いつからか文学...
物事を「役に立つか否か」で捉えてしまう 現代の寂しさと哀しさと。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 本書の結びにも触れられているように 芸術に関する営みや疑問は、元来、もっと優雅なものではなかったか。 情報に溢れ、時間に追われ、 不安に溢れる現代においては、いつからか文学も、それらを解消するための対象としての消費ばかりになってしまったのかもしれない。 本書は、文学の持つ「有用性」という点に重きを置く「読者の視点」と文学の持つ「価値」という点に重きを置く作家の両側面から文学を捉えようとする作者の試みによって書かれている。エッセイ集であるため、前後のつながりやハイコンテクストの読み取りに読解力を要するが、平野氏の、ひいては小説家の考え方や見方を側で感じることのできる本だった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 私の知識不足も相まって読了には時間を要した。短い文章は、具体説明や解釈を読者に委ねることが多く、それを掴み取ろうとするのは楽しかったが、いかんせん、量が膨大だった。
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