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天狗の髑髏 脳外科医の語る頭蓋骨の話
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天狗の髑髏 脳外科医の語る頭蓋骨の話

古井倫士(著者)

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天狗の髑髏 脳外科医の語る頭蓋骨の話

1,870

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 黎明書房
発売年月日 2025/07/09
JAN 9784654077281

天狗の髑髏

¥1,870

商品レビュー

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2025/11/01

どくろ。しゃれこうべ。 いずれも漢字にすると“髑髏“であり、しゃれこうべは「晒されこうべ」が語源とも言われる通り、雨風にさらされて白骨化した頭蓋骨という意味合いのようだ。こんな説明から本書は開始するが、私は、「九相図」を思い出した。死体が腐乱し白骨化する過程を九段階に分けて描いた...

どくろ。しゃれこうべ。 いずれも漢字にすると“髑髏“であり、しゃれこうべは「晒されこうべ」が語源とも言われる通り、雨風にさらされて白骨化した頭蓋骨という意味合いのようだ。こんな説明から本書は開始するが、私は、「九相図」を思い出した。死体が腐乱し白骨化する過程を九段階に分けて描いた仏教絵画で、肉体への執着を断ち切るための「九相観」という仏教の修行に由来するものだ。 私たちは、いずれしゃれこうべ。手に入れた財産や欲望を満たす事で愉しみ尽くした肉体は、執着しようがしまいが、腐乱してなくなっていく。 本書は、そんな髑髏に執着して脳外科医がぎゅっと四方山話を集めたエッセイだ。「海賊旗」「ハロウィン」「月光仮面と黄金バット」「ゴジラとキング・コング」「ツタンカーメン」など、ジャンル横断的に、とにかく「髑髏と言えば…」というお題であらゆる話を披露する。 朝倉義景の首。信長がそれを薄濃にして酒のさかなにした話。はくだみと読むが、これは髑髏を漆でかため金などで彩色したもの。黄金バットは紙芝居の話だ。聞いたことはあるが、調べると確かに主人公が骸骨。アンパンマンのホラーマンみたいな雰囲気(少し違うかも)。 著者の経歴から「頭蓋骨の最新医学研究」を求めているなら、物足りなさを感じるかも。 また、ジャンル横断的で連想ゲームみたいに「頭蓋骨を媒介にした文化・歴史・医学の散策」をしているような内容なので、表紙とのギャップもある。良い意味で肩の力を抜いて楽しめる本なのだが、表紙やタイトルが生む誤解は勿体ない。

Posted by ブクログ

2025/09/09

脳神経外科医の著者が患者向けの冊子に書いた記事を集め、新着記事を足した本。髑髏、頭蓋骨に関する様々なトピック。 全ての記事が著者の本業と教養に基づき、平易な文体で書かれており、とても興味深い。著者のイラストも味がある。 例えばミケランジェロのアダムの創造が脳のデザインを採用し...

脳神経外科医の著者が患者向けの冊子に書いた記事を集め、新着記事を足した本。髑髏、頭蓋骨に関する様々なトピック。 全ての記事が著者の本業と教養に基づき、平易な文体で書かれており、とても興味深い。著者のイラストも味がある。 例えばミケランジェロのアダムの創造が脳のデザインを採用してるとか、芥川、直木が大変な頭痛に苦しめられていたとか…全ての記事を隅々まで読んだ。 読了180分

Posted by ブクログ

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