ノーベル賞 世界を変えた偉大な功績がわかる みんなが知りたい！

ノーベル賞学習研究会(著者)

• 販売会社／発売会社: メイツユニバーサルコンテンツ
• 発売年月日: 2025/07/08
• JAN: 9784780430523

商品レビュー

2025/09/24

ノーベル賞学習研究会著『みんなが知りたい!ノーベル賞 : 世界を変えた偉大な功績がわかる(まなぶっく)』（メイツユニバーサルコンテンツ）
2025.7発行

2025.9.23読了
　公立図書館の「新しく入った本」コーナーに並べてあったので、手に取った本。
　小学生の調べ学習用に編集された本らしく、とても分かりやすい。重要な発明は見開き2ページを使って丁寧に解説し、その他は見開き1ページで解説している。
　全ての受賞者を紹介しているわけではなく、数えてみると81人（団体含む）の受賞者が取り上げられていた。一番古いものが1901年のヴィルヘルム・レントゲンのX線発見（ノーベル物理学賞）で、最新のものでは2024年の日本被団協の被曝体験を語り継ぐ活動（ノーベル平和賞）などが取り上げられていた。

　ノーベル賞は、スウェーデンの化学者・発明家のアルフレッド・ノーベルの遺言に基づいて創設された賞であり、毎年ノーベルの命日にあたる12月10日にスウェーデンのストックホルムで授賞式が行われている。（ノーベル平和賞のみノルウェーのオスロ）。なお、ノーベル賞の選考過程は50年間、公表されない。

　川端康成は1968年にノーベル文学賞を受賞したが、当時の選考資料には「日本文学を代表する真の作家として、川端康成に賞を与えるのは正当である」と書かれていたそうだ。この本によると、「『日本人に賞を与えよう！』という意向で候補を探し、その中から川端が選ばれた」ということだそうだが、根拠が示されておらず、やや信じがたい。
　当時、ノーベル文学賞の日本人候補には、詩人の西脇順三郎、小説家の谷崎潤一郎、川端康成、作家の三島由紀夫の四人が候補に上がっていたとのことだが、この辺りの事情は別の文献で調べた方が良さそうに感じた。

https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I034161596

2025/09/07

図書館の新書コーナーに置かれていた一冊。
面白そうなので借りてみました。

多くの人が一度は聞いたことがあるであろう言葉、「ノーベル賞」。
でも、ノーベル賞のことを詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。そして、私もその中の一人です。

ノーベルは、ダイナマイトを発明し、財を成した人物。しかし、発明時に想定していた使い方ではなく、ダイナマイトは戦争の兵器として使われることに・・・。
その後、兄が亡くなった時に、新聞社はノーベルが亡くなったと勘違いし、新聞に「死の商人、死す」と書いてしまい、それを知ったノーベルは深く傷つく。
そして、ノーベルは自分が死んだ時に、こんなふうに思われるのは悲しいと考え、自分の財産をつかって「人類のために役立った人をたたえる賞を作ろうと決めて、設立した賞が「ノーベル賞」。

その他にも、ノーベル賞は物理学賞、化学賞、生理学・医学賞、文学賞、平和賞、経済学賞の6つあること。

ノーベル平和賞のみ、スウェーデンのストックホルムではなく、ノルウェーのオスロで授賞式をすること。

授賞式は12月10日、ノーベルの命日に行われること。

日本人は世界6位26人のノーベル賞受賞者を輩出していること。

など、生きていく上で、特に必要のない、でも私の知的好奇心はくすぐってくれる情報が沢山ありました。

各賞の項目では、受賞者と受賞理由の説明がありましたが、物理や科学の分野は、説明文を読んでも「？？？」。
ただただ天才たちの凄さをみせつけられました。