文房具の解剖図鑑 増補改訂版

ヨシムラマリ(著者), トヨオカアキヒコ(著者)

• 販売会社／発売会社: エクスナレッジ
• 発売年月日: 2025/06/25
• JAN: 9784767834269

商品レビュー

2025/11/03

文房具好きなのでタイトルに惹かれ。

特にペン(鉛筆、ボールペンなど全ての書く物)の歴史と変遷が熱かった。万年筆久し振りに使いたくなったなー。顔料と染料とか、インクの仕組みとかへーへーとなるよ。

シャーペンと消しゴムは久しく使っていないけど高校生の子供が文具好き(血は争えない笑)で出てくる商品の事は全て知っていてさすが現役だなと。

個人的にはカッターの芯を折って捨てるポケットポキ、魔法のザラザラ下敷き、よく消える秘密は｢空気｣にあるair-in消しゴム、コーネルメソッドノート、ふせんボードなんかがめちゃ気になった！

2025/10/25

パラパラめくるだけでも、楽しい一冊です。
こんなに文房具について、詳しい人と会って話したい❣️キーボードばかりで、鉛筆、シャーペン、万年筆を持つことがグッと減りましたので、わたしの指も、ムズムズとして来ました。ある小説家が鉛筆は、〇〇メーカーの"F"に限ると書いていたのを思い出しました。その時に初めて鉛筆の濃さを意識ししたのでした。"HB"より、マニアックでオシャレな気がして、文房具屋さん(!)に走った覚えがあります。
『もともと中国の文人が書斎やそこで道具のことを指し、特に大切な４つの道具「筆」「墨」「紙」「硯」のことを「文房四宝」と呼』んだそうです。『宝』というなど心憎いではありませんか。『昭和男の３種の神器は、腕時計、ライター、万年筆』だったそうで、それらが似合う人は、確かに仕事が出来る紳士的な大人として、魅力的でした。
他にもノート、消しゴム、インクの性質、カッター、ステープーetc・・・
興味のあるところや詳しく知りたい、ノスタルジーにひたりたい方は熟読を、豆知識にしたい方はサラッと流し読みを、読書(文字)とともに暮らしている方にはオススメです。
せめて今日一日は、スマホ、パソコンなしで、文字にする・・・そんな過ごし方もいいなぁと思います。

2025/08/27

2018年発売されたものが、増補版として再び登場。

コロナ禍で文房具事情も様変わり、5章が追加。
また、巻頭に「「文房具メーカー訪問記」も加わって、贅沢仕様。

文房具の世界は本当に深い。
とはいえ、文字を書く機会がグッと減った分、買ってもお飾りになっているものが多々ある。
使ってなんぼのものなのに、私の場合はもはや愛でるコレクションとなりつつもある(笑)