商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 本の雑誌社 |
| 発売年月日 | 2025/06/20 |
| JAN | 9784860116040 |
- 書籍
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マンションポエム 東京論
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マンションポエム 東京論
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商品レビュー
4.1
13件のお客様レビュー
団地育ちで団地大好きな私は、大山顕さんの本が好き。今回は、「マンションポエム」(これは、太山さんの造語!)という、マンション売り出し時の広告の言葉、あたかもポエムの如き文言を観察したもの。マンションは、購入時にはまだ建っておらず、モデルルームと「マンションポエム」を元に、イメージ...
団地育ちで団地大好きな私は、大山顕さんの本が好き。今回は、「マンションポエム」(これは、太山さんの造語!)という、マンション売り出し時の広告の言葉、あたかもポエムの如き文言を観察したもの。マンションは、購入時にはまだ建っておらず、モデルルームと「マンションポエム」を元に、イメージして購入を決定する。そのため、そのマンションのイメージを、その土地や街等のイメージから、いや、その街のイメージすらも制作して購入者の気持ちをあげる役割を果たす。質や構造についてではなくイメージ。それが非常に面白い。特に土地に対するイメージ合戦、ステータスの高い地名をどう利用するか、ここで暮らす生活スタイルの、ここで暮らす人生の提案、もう壮大な「妄想」の言葉集。実際にそのマンションに暮らす日には忘れられるであろう言葉達。読んでいて愛おしくすらなる。でもそこに見えるのは、「住む」ということへの意識の変化。マンションを購入するとは、サービス、ステータスの購入であって、その土地に関わり人生を送ろうという意識は薄い。そんな少し不安な都心の風景もかいまみながら、新宿・池袋発の路線の「どこまでを東京と思うか」調査でまた爆笑。笑いながら、でもちょっとした未来への警鐘も感じる一冊でした。おもしろかった!
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マンションをさまざまな角度から雑多に 解体していて面白い。 マンションポエムとは、 何を言うかではなく、何を言わないか。 知っているマンションがたくさん、いろいろな形で出てくるのでさながら戦国時代の大河ドラマを見ているかのようだった。あいつがこの文脈で登場するのね、こう言った...
マンションをさまざまな角度から雑多に 解体していて面白い。 マンションポエムとは、 何を言うかではなく、何を言わないか。 知っているマンションがたくさん、いろいろな形で出てくるのでさながら戦国時代の大河ドラマを見ているかのようだった。あいつがこの文脈で登場するのね、こう言った話の展開の仕方をするのね、と。 どこまでが京都か、論は部落差別の根強い地域では流石に御法度かと。。
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マンションの広告に載るメッセージをマンションポエムと命名するセンスが素晴らしい。日曜天国でゲストのたび面白おかしく話を聞いていたが真面目な考察。有名な地名を入れたり入れなかったり工夫満載。そしてすごいボリュームの本。
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