商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2025/06/18 |
| JAN | 9784480018236 |
- 書籍
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戦争と西洋
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戦争と西洋
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目から鱗の歴史認識、歴史哲学、歴史思想。こういう考え方、ものの見方があつたのか。。いままで読んできた歴史の本だと、史資料をもとに、こうこうこうです、と誰がいつ、どうこうこうした、と書いてあったが、これは、具体的な人名や事件などは細かく書くことはせず、一段高い位置から全体を俯瞰して...
目から鱗の歴史認識、歴史哲学、歴史思想。こういう考え方、ものの見方があつたのか。。いままで読んできた歴史の本だと、史資料をもとに、こうこうこうです、と誰がいつ、どうこうこうした、と書いてあったが、これは、具体的な人名や事件などは細かく書くことはせず、一段高い位置から全体を俯瞰している。こういう視点で歴史を語れるのか、と新鮮な驚き。 地面を掘ったり、倉からの古文書を読むのではなく、精神を観ている感じ。そのための方法はいろいろあるのだろう、と思って著者の経歴を見ると、20世紀フランス文学、思想の研究をベースに、グローバルスタディーズ、戦争論、世界史論、クレオール文化などを広く論じる、とあつた。なるほど。 あらためて表紙裏を見ると、世界大戦争から80年、世界はふたたび全面戦争への傾斜の上にたっている。冷戦終結が世界の平和をもたらすはずではなかったのか? なぜこうなったのかを西洋精神史を参照項に検証する。とあった。 戦後80年は、冷戦期、その終結とグローバル化、テロとの戦争、そして現在の戦争に分けられる。それは世界戦争後の世界だ。 <ポスト・世界戦争>の時代というのは、世界の「アメリカ化」の時代だったと言ってもよい。・・この転換が日本でも外国でもほとんど理解されていないようだ。 アメリカの歴史の原点は、先住民の殲滅。だから今のイスラエルのガザ攻撃とも親和する。 メモ ・「西洋」の誕生と自己確立:<西>の起源は4世紀末のローマ帝国の東西分裂にさかのぼる。その西半分が「オクシデント(西)」、東半分が「オリエント(東)」と呼ばれた。西の教皇は新たに見出されたものを「洗礼」し、神の世界に迎え入れる。それが<オクシデント>の創始。日本ではまず16世紀に出会い、中国式に「南蛮」と呼んだが、鎖国後、二度目の19世紀の出会いの時は「西洋」と翻訳した。 ・「東西」分割の更新:「東西」はローマ・カトリックとギリシャ正教圏との区別にも重なる。その後、西側である「オクシデント」が近代世界形成の<主体>となって<世界化>(全世界の西洋化)を果たし、その帰結として起きたのが<世界戦争>だった。 2025.6.15初版第1刷 図書館 トイ人 西谷修 思想と戦争 連載一覧 この連載を整理し書き直したものが本書 https://www.toibito.com/toibito/series/37b5dd79-ac49-4c5a-90d5-a880e39d55c1 「言論工房」 西谷修氏ブログ https://fushinohito.asablo.jp/blog/
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啓光図書室の貸出状況が確認できます 図書館OPACへ⇒https://opac.lib.setsunan.ac.jp/iwjs0021op2/BB50397532 他校地の本の取り寄せも可能です
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