商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2025/06/16 |
| JAN | 9784000617017 |
- 書籍
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最高裁長官 石田和外 日本的司法を定礎した天皇主義者
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最高裁長官 石田和外 日本的司法を定礎した天皇主義者
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2025年10月20日図書館から借り出し 2025年10月21日読了 著者は明治大学政治経済学部教授と記されていて、必ずしも法律学を専攻する方ではなさそう。 日本の裁判所を大きく変容、萎縮させて、保守権力の道具、もっと言えば走狗とさせた張本人が石田和外であったことは間違いない...
2025年10月20日図書館から借り出し 2025年10月21日読了 著者は明治大学政治経済学部教授と記されていて、必ずしも法律学を専攻する方ではなさそう。 日本の裁判所を大きく変容、萎縮させて、保守権力の道具、もっと言えば走狗とさせた張本人が石田和外であったことは間違いない。 その石田和外の生涯を書いた本ではあるが、正直期待外れであった。 ①家系にかかわる情報を、とにかく調べたことをすべて盛り込んでいるので、未整理な冗漫さが強い。 ②石田が師と仰いだ田中耕太郎との志向性の近さの説明がない。砂川事件で最高裁長官でありながら裁判官に圧力をかけ、アメリカ側と秘密裏に裁判動向を協議したことは触れられていない。 ③学者枠の田中二郎裁判官との闘いがほとんど記述されていない。池田内閣から横田喜三郎長官の後任として58歳で判事に指名された田中二郎は定年まで12年あり、法曹界からは長官含みとされていた。しかし全逓中郵事件ので二重の絞りで官公労働者の争議権を認める理論的主導を担ったことから保守派からの攻撃で、定年前に辞職している。しかも最高裁調査官が裁判資料を出さないという嫌がらせを受けたとも言われている。結局は田中二郎は定年を待たずに最高裁判事を辞職している。しかも最高裁時代のことは黙して一切語っていない。 ④石田コート以前は裁判官を交えた研究会とかも盛んに行われていたが、それも下火になり、各種パーティーとかでも裁判官だけがひと隅に集まって雑談し、外部との接触を避けがちになったことも書いておいて欲しかった。
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虎に翼以前から知ってはいたが、どんな人物なのかは知らなかったため、購入した。 国家主義の天皇主義。裁判の独立を志向するため、裁判官の独立は徹底的に制限。おおよそイメージ通りであったが、なぜそのような思考になったのかがよく分からず、結果だけ淡々と聞いている感じ。人物的なところに深...
虎に翼以前から知ってはいたが、どんな人物なのかは知らなかったため、購入した。 国家主義の天皇主義。裁判の独立を志向するため、裁判官の独立は徹底的に制限。おおよそイメージ通りであったが、なぜそのような思考になったのかがよく分からず、結果だけ淡々と聞いている感じ。人物的なところに深掘りして欲しかった。
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