商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 角川春樹事務所 |
| 発売年月日 | 2025/06/13 |
| JAN | 9784758414845 |
- 書籍
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昭和探偵物語 平和村殺人事件
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昭和探偵物語 平和村殺人事件
¥1,980
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商品レビュー
3.4
31件のお客様レビュー
天童荒太さんの作品ということで辛く苦しい話かもと身構えて読み始めたが、軽く楽しく読めた。 本当に天童さん?と作者名を何度か確認してしまった。 昭和の閉塞的な村が舞台の殺人事件なんてワクワクする。 多くの謎が出てくるがスッキリ解決してくれた。 悲劇ではあるが主人公や探偵役が朗らかで...
天童荒太さんの作品ということで辛く苦しい話かもと身構えて読み始めたが、軽く楽しく読めた。 本当に天童さん?と作者名を何度か確認してしまった。 昭和の閉塞的な村が舞台の殺人事件なんてワクワクする。 多くの謎が出てくるがスッキリ解決してくれた。 悲劇ではあるが主人公や探偵役が朗らかで暗くならずに読める。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
昭和41年、新人女優・華井乃愛に殺害予告状が届いた。 警視庁所属・国生良夫が護衛のため、彼女の故郷・尽忠村へ赴く。同行するのは、従妹で巡査の泉沢香子と流しの私立探偵・鯨庭行也。村では次々と事件が起こり、遂には殺人事件まで起きてしまう。 文章の喉越しが良い。 対して咀嚼していないのに、つるっとしゅわっと落ちていく。時々挟まれる「これまでの状況整理」的な物も、中弛みを全く感じさせず、それでいて記憶の回帰もサポートしてくれて、心地良かった。最初から最後まで迷走することなく、どんな読者をも取りこぼすことなく、無事に解決というゴールまで運んでくれるだろう。 戦後の母親たちは、良かったね。 村の重鎮の奥方たちは、息子たちを尽忠村の名に恥じぬよう、大手を振って戦地へ送ってきた。村人たちの手本となるよう、率先して。そして村の若人たちの多くは、帰らぬ人となった。戦後、自責の念と悔恨の情で押しつぶされ、今回の事件に繋がるわけだが、その動機づけの発想が実に非凡。もはや狂気とは呼べぬ切なさとやりきれなさで、子供のいる私の心を刺しにきた。鯨庭がついた優しい嘘のシーンは、思わずじーんとしてしまった。 関係者たちの口も滑らか。 犯人も容疑者もおしなべて鯨庭や国生に協力的である。鯨庭が仮説さえ立てられれば、誰かの口を割らせて答え合わせをするのは容易だ。それ故に、難航する捜査パートのようなものはない。ミステリィとしての難易度は、比較的ライトだ。分かっちゃいるけど証拠に欠ける…ような困りごとはこの世界にはほぼ存在しない。それ故に、骨太な印象は薄いが、ストレスフリーな印象。瑕疵なく、綺麗に纏った良作であった。
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読む人の年齢により感想は変わるかもしれないが、作者が描きたかった探偵のイメージはわかる。タイトルの昭和には「れとろ」とルビが振られていて、もう、そうなるのか、と少し寂しい。 この作者で探偵もの?と不思議に思っていたが、スラスラ読めた。 殺されるのは1人じゃないし、携帯はないし、途...
読む人の年齢により感想は変わるかもしれないが、作者が描きたかった探偵のイメージはわかる。タイトルの昭和には「れとろ」とルビが振られていて、もう、そうなるのか、と少し寂しい。 この作者で探偵もの?と不思議に思っていたが、スラスラ読めた。 殺されるのは1人じゃないし、携帯はないし、途中まで、犯人の目的もわからず、早く、謎解きやってくれないかなと思いながら読んだ。 さりげなく、戦争中の体制を批判していて、息子を亡くした親の悲しみが伝わる小説だった。
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