商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2025/06/05 |
| JAN | 9784150020170 |
- 書籍
- 新書
夜を駆ける女たち
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夜を駆ける女たち
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商品レビュー
3.3
3件のお客様レビュー
1978年にフロリダ州立大学でおきた殺人事件と、その4年前におきた別の殺人事件。実は同じ犯人と気づいたティナと、州立大学の事件で親友を失ったパメラが、犯人を追う。 章ごとに年代や中心人物が変わり、時が行きつ戻りつ。登場人物リストを確認しながら読む。衝撃的な事件なのだが、読むのが大...
1978年にフロリダ州立大学でおきた殺人事件と、その4年前におきた別の殺人事件。実は同じ犯人と気づいたティナと、州立大学の事件で親友を失ったパメラが、犯人を追う。 章ごとに年代や中心人物が変わり、時が行きつ戻りつ。登場人物リストを確認しながら読む。衝撃的な事件なのだが、読むのが大変だった。 実際にあった事件をもとにしたフィクション。被害者の扱いなど、時代を感じさせる。
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1978年、フロリダ州立大学女子寮で2人の学生が殺害され、2人が重傷を負った。犯人を目撃した女子学生社交クラブの支部長パメラに、ティナという女性が近づいてくる。ティナは4年前に起きた友人の失踪事件と今回の事件との関連に気づき、ワシントン州からやってきたのだ。パメラは目撃者としての...
1978年、フロリダ州立大学女子寮で2人の学生が殺害され、2人が重傷を負った。犯人を目撃した女子学生社交クラブの支部長パメラに、ティナという女性が近づいてくる。ティナは4年前に起きた友人の失踪事件と今回の事件との関連に気づき、ワシントン州からやってきたのだ。パメラは目撃者としての責任感からティナと犯人を追う決意を固める。調査を進めると、犯人は逃亡中の脱獄犯であることが判明して…。30人以上の女性が殺害された実際の連続殺人事件を元に、女性の視点で現代社会の歪みを描く衝撃のミステリ。 ポケミスのレーベルから出ているが、ミステリ成分は希薄。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2025年の23冊目は、ジェシカ・ノールの「夜を駆ける女たち」です。何と、今年初のポケミスでした。 ジャンル分けが難しいですね。これをミステリーと言ってよいのかどうか。サスペンスとも違いますし、単にフィクション(小説)とするのが良いのではないでしょうか。 主人公は、フロリダ州立大学の女子学生クラブ(ソロリティ)の支部長パメラ・アン・シューマッハーです。彼女が支部長を務める学生寮に男が押し入り、学生二人が殺害されます。この1978年に起きた事件直前から2021年までのパメラの視点と1974年に行方不明になった女性ルース・ウォシャウスキーの当時の視点で進みます。 70年代後半の若い女性の置かれた立場が、非常に良く分かります。男性を立てなければならない。男性、家族に対して従順でなければならないという当時の様子が良く描かれ、そこから外れているものに対しては、忌避されます。事件を通して、主人公パメラの行動、生き方が、正にウーマンリブそのものに変化して行きます。パメラの変わって行く様子が、最大の読み所だと思います。 ☆4.5原題も素晴らしい。
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