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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2025/06/04 |
| JAN | 9784065377284 |
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商品レビュー
4.6
10件のお客様レビュー
読むのが後回しになるほどの長編P924。 きっと、さくさくとは読めないだろうと思って時間に余裕がある日に…と思っていたが返却日が近づいてきて慌てだす。 読み始めると何も手につかなくなるほど疲弊してしまった。 1994年11月愛知県西尾市で中学2年生の男子が、自宅の柿の木にロープ...
読むのが後回しになるほどの長編P924。 きっと、さくさくとは読めないだろうと思って時間に余裕がある日に…と思っていたが返却日が近づいてきて慌てだす。 読み始めると何も手につかなくなるほど疲弊してしまった。 1994年11月愛知県西尾市で中学2年生の男子が、自宅の柿の木にロープをかけて命を経った。 遺書には、凄惨ないじめが克明に綴られていた。 ルポライターである著者は、隠蔽する学校や口を閉ざす教師たち、生徒たちや被害者家族に取材しながら記録のすべてをフィクションとして描いている。 取材・執筆30年という重みは、本の厚さを克明に物語っている。 今も終わることのない「いじめ」というもの。 いじめと認識できなかった。いじめが見えない。という学校側の言い分は、常套句のようになっていると感じた。 著者は、さらっと取材するのではなく、懐に入り込み心の内までも詳細に汲み取っていることに圧倒された。 30年というのは長い、その間にもいろいろな所でいじめによる自殺者が出ている。 いじめは、問題ではない。 子どもの問題ではない。 いじめは、大人の問題。 この社会の問題。 30年経っても変わらないのは、この社会の問題だからなのか…。
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文学が苦手で、これまでに世に出した本はたった一冊だけという自称「エセジャーナリスト」が、30年前の事件を900頁を超える分量で追い続けたクレイジーな一冊。 ありきたりながらも印象的なタイトルからは、何が描かれている本なのかまったく想像がつかない。でも、著者がその題材に惹かれた原...
文学が苦手で、これまでに世に出した本はたった一冊だけという自称「エセジャーナリスト」が、30年前の事件を900頁を超える分量で追い続けたクレイジーな一冊。 ありきたりながらも印象的なタイトルからは、何が描かれている本なのかまったく想像がつかない。でも、著者がその題材に惹かれた原点には強い納得があり、そこから始まる900頁の旅で何が描かれ、30年間の何が語られるのか──その興味と読みやすさに導かれ、ただひたすらページをめくる日々は不謹慎にも、「最幸」だった。 時折登場する出版計画のくだりに、「おいおい、それはまだまだ先の話だぞ」と思わずツッコミを入れたくなる。こうしたユーモアを差し挟むことで、シリアス一辺倒にならないバランスが絶妙。「いじめ」を軸に据えながらも、冤罪事件、それを追うジャーナリズム、酒鬼薔薇事件やジャニーズ問題、厳格化する個人情報管理など、30年の時流を映し出す出来事が次々と登場する。さらに、仮説実験授業や中国での講演など、著者が出会う人々や経験が事件と見事に絡み合い、物語に厚みをもたらしている。 読み進めるうちに何度も、これはフィクションなのかノンフィクションなのか、頭の中がバグる。当時の出来事は実際に雑誌に掲載されたのか、登場人物は実在するのか、どこまでが事実なのか。想像しながら読み進めるたびに感情や価値観が揺さぶられるのは、この本の背景に膨大な取材が存在するからに間違いない。小学校時代から中学校時代、担任教師、兄弟、親に至るまで、あらゆる関係者を徹底して炙り出していく。この生々しさと、ヒリヒリするほど鮮烈な描写には、ただ驚愕するしかない。 「最大の悲劇」が起こる日までに積み重なる小さな悲劇の連続は、嫌悪感すら覚え、本当に読み進めるのが辛かった。しかし、それらが丁寧に描かれているからこそ、再び示される遺書は、冒頭と同じ文章でありながら、まったく異なる重みをもって立ち上がってくる。この本は30年という時間の中で、忘れ去られてもおかしくなかった彼の遺書に、再び命を吹き込んだ。 「いじめかどうか」を見分ける基準として挙げられる「相互性」という視点。権力を求める小学校3年生のころからすでに始まっている序列争い。悪いと知っていて行った行為と、悪いと知らずに行った行為はどちらが悪いのか。その結果はどちらがより悲惨なのか。命が大切なのではなく、「自分の命でどう生きるか」が大切なのだという言葉が強い余韻を残す。 この本がいじめを根絶することはありえない。それでも、これからも起こり得る「いじめ」という現象と、少しだけ正面から向き合えるようになった気がするのは、知らなかったことを知る、信じられないほどリアルな情景の中で考える今回の読書体験があったから。 終盤に描かれる壮大なファミリーヒストリーは、あの日、あの瞬間の家族へと行き着く。そして最後の最後に、この本の出版にこれほどの歳月を要した「謎」が明かされる。 30年間、900頁の果てにある「それ」を、ぜひ多くの人に感じてほしい。そして自分は、そのあまりにも大きな衝撃と余韻を超えるために、また新たな本を読み続けたい。
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いじめのこと全て、読む前よりも輪郭がくっきりしたように思う。 清人くんがどんな気持ちで、あの異様な遺書を書いたのかも理解して、彼の強がりに胸が苦しくなる。
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