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自由(上)

アンゲラ・メルケル(著者), 長谷川圭(訳者), 柴田さとみ(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2025/05/28
JAN 9784041136324

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商品レビュー

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10件のお客様レビュー

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2026/01/31

(下巻でも同じ事が言えるのだけど)噂されていた事も、この本であっさり言及されていたり、包み隠さず全て書いてあり、人柄に好感がもて、本当にチャーミングな人なんだなぁと思った。 皆さん、旧東ドイツや女性初の首相、というパワーワードが気になるかと思うけど、彼女はその呪縛からは常に自由...

(下巻でも同じ事が言えるのだけど)噂されていた事も、この本であっさり言及されていたり、包み隠さず全て書いてあり、人柄に好感がもて、本当にチャーミングな人なんだなぁと思った。 皆さん、旧東ドイツや女性初の首相、というパワーワードが気になるかと思うけど、彼女はその呪縛からは常に自由で、時にはそれを利用 (活用?)して、本質を見失わす軸がブレない姿が印象的でした。 (後日)失言と言われるような状況があっても、その時々で彼女が選んできた道である事は仕方がないし、それも含めて進み続ける彼女の姿勢は凄いとしか言いようがない。また、だからこそ彼女を支え、長きにわたり首相として活躍してきたのだと思う。 日本の政治家にこんな重厚な本が出せるだろうか…。

Posted by ブクログ

2026/01/02

 ドイツ初の女性首相であり、しかも東ドイツ出身者として異例の選任となったメルケル氏。今では民主主義国の良識を代表する名宰相として尊敬されていると言って良い。この人が西ドイツのハンブルクから東へ牧師として異動した両親の下で育ち、物理博士になるまでの成長ぶり。学生時代から民主的な考え...

 ドイツ初の女性首相であり、しかも東ドイツ出身者として異例の選任となったメルケル氏。今では民主主義国の良識を代表する名宰相として尊敬されていると言って良い。この人が西ドイツのハンブルクから東へ牧師として異動した両親の下で育ち、物理博士になるまでの成長ぶり。学生時代から民主的な考えで、卒業必修のマルクス主義の学びだけがぎりぎりの「可」合格で、後は首席だった。首尾一貫した姿勢がその後の彼女の人生を決定づけたと思う。 そして35歳でのドイツ統一。女性というよりも東ドイツ出身者への偏見が強い中で、数年後には女性閣僚に、そして統一10年後には首相になるまでの歩みは驚くばかり。CDU(キリスト教民主同盟、日本の自由民主党に似た立場)の党首に選ばれた際の彼女の演説がそれを象徴している。 私は、自分が思い描いたCDUの未来像を次のように述べた。 「私はグローバル化した世界において社会的市場経済の倫理をさらに発展させるCDUを望んでいる。この新たな条件下においても市場と人間性を融合させることができるCDUを望んでいる。キリスト教的人間理解にもとづき、人間の尊厳を尺度に、テクノロジーがもたらすリスクを評価するCDUを望んでいる。社会保障制度の発展において世代間の平等を実現するCDUを望んでいる。ヨーロッパのために、市民を代表するCDUを望んでいる。…私は寛容な国家として横柄な態度をとらず、また自らの能力を包み隠すこともないドイツのために活動するCDUを望んでいる。」 首相就任宣誓に際しての説明も素晴らしい。 宣誓の最後に、「神の助けのあらんことを」と言及するが、私は信仰があったからこそ、尊大になることも、逆に自分の力のなさに萎縮することもなく、国民と創造物に対する責任を負うという任務を全うできる。今も昔も、私の心にはいつも、預言者エレミヤの声が響いている。「その町のために主に祈りなさい。その町の平安があってこそ、あなたたちにも平安があるのだから」。と触れたとのこと。公の場で「神の助けのあらんことを」と話すこと、私は困難な決断でも神に守られていると感じることができたとの件が紹介されている。どこかの国の女性首相にも聞いてほしい言葉である。 最後に、首相になって後の、サミットでのプーチン大統領、ブッシュ(子)大統領、ブレア英首相、シラク及びサルコジ仏大統領たちとの裏話ともいうべき関係ぶりは実に愉しい記録である。 また、1982年に離婚を経験しており、「メルケル」の名称はそのまま引き継いでいるということを正直に明かしていることも好感できた。

Posted by ブクログ

2025/12/19

ドイツ首相在任期間中、現実主義と多国間協調の政治姿勢で、欧州ひいては自由主義世界のリーダーだったと思う。 強者への現実主義と弱者への理想主義を持ち、プーチンやトランプにも屈することはなかった。ただ自身も述べているが政治家は支持がなければ何もできない存在でもある。 メルケルの支持率...

ドイツ首相在任期間中、現実主義と多国間協調の政治姿勢で、欧州ひいては自由主義世界のリーダーだったと思う。 強者への現実主義と弱者への理想主義を持ち、プーチンやトランプにも屈することはなかった。ただ自身も述べているが政治家は支持がなければ何もできない存在でもある。 メルケルの支持率の低下および退場は、世界が自国中心主義に傾いていることの証左だろう。これは自由を損なうことにつながるかもしれない。ひとりのための自由など存在できず、自由はすべての人のためでなければならないのだから。

Posted by ブクログ