商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
| 発売年月日 | 2025/05/28 |
| JAN | 9784344987685 |
- 書籍
- 新書
「自分が嫌い」という病
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「自分が嫌い」という病
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商品レビュー
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この本では、自分を嫌いになる原因を、単なる性格や気持ちの弱さとして扱っていません。親との関係、社会の価値観、他人からの評価、そして自分の中に入り込んだ「べき論」などによって、人は少しずつ自分を責めるようになっていくのだと語られています。 「愛」と「欲望」の違いで、愛とは、相手が...
この本では、自分を嫌いになる原因を、単なる性格や気持ちの弱さとして扱っていません。親との関係、社会の価値観、他人からの評価、そして自分の中に入り込んだ「べき論」などによって、人は少しずつ自分を責めるようになっていくのだと語られています。 「愛」と「欲望」の違いで、愛とは、相手が相手らしく幸せになることを喜ぶ気持ちであり、欲望とは、相手をこちらの思い通りにしようとする気持ちである、という整理。これは他人に対してだけでなく、自分自身に対しても当てはまると感じました。自分に対して「もっとちゃんとしろ」「こうあるべきだ」と求め続けることは、自分を愛しているのではなく、自分を思い通りにしようとしているだけなのかもしれません。 親子関係について厳しい表現も多く出てきます。しかし、私はこれを単に「親が悪い」という話としては受け止めませんでした。親もまた未熟であり、余裕がなく、時代や環境の中で生きていた一人の人間だったのだと思います。同時に、自分自身もまた未熟であり、これまでの人間関係の中で、相手に期待しすぎたり、自分を守るために歪んだ行動をしていたこともあったのだと思いました。 また「主体性」について、人は本来、怠惰な存在なのではなく、好奇心を持ち、何かをしたいと思う存在です。しかし、「期待」や「べき論」に縛られると、自分の中の主体が育たなくなる。仕事においても、「主体性を持て」と言いながら、実際には失敗を許さず、余計なことをするなと言ってしまえば、人は動けなくなってしまいます。人が自分で考え、動き出すためには、安心できる土壌が必要なのだと思いました。 終盤で語られていた、「楽」と「楽しい」の違いも印象に残りました。頭は効率を求め、「楽」を選びたがる。しかし、心と身体が求めているのは「楽しい」の方である。読書も、仕事も、人との対話も、決して簡単ではありません。面倒で、時間がかかり、すぐに答えが出ないものです。それでも、そこにこそ人間らしい楽しさがあるのだと思いました。 この本を読み終えて、「人を人として接する」ということが大事と思いました。人を成果や効率や役割だけで見ない。損得や上下で測らない。相手を自分の思い通りにしようとしない。そして、それは他人に対してだけでなく、自分自身に対しても同じなのだと思います。 自分を愛するとは、自分を甘やかすことではなく、自分を知ろうとすることです。自分の中にある小さな声を聞き、自分を責め続けてきた声に気づき、少しずつ自分を人として扱い直していくことなのだと思います。 人間が人間らしく生きるとはどういうことかを問い直す本でした。これからも、効率や正しさだけに流されず、人を人として接し、自分自身もまた一人の人間として大切に扱っていきたいと思います。
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良本。巷に溢れかえった「自己肯定感の高め方」とか「自分を愛する方法」に警鐘を鳴らしつつ、本質的な精神の構造や実践的な対処法を記載してくれているから、読んだ人の価値観をいい方向に変えてくれると思う。ただ、実践的な対処法はサラッと書かれているから、もっと深く取り入れたい人は橋本翔太先...
良本。巷に溢れかえった「自己肯定感の高め方」とか「自分を愛する方法」に警鐘を鳴らしつつ、本質的な精神の構造や実践的な対処法を記載してくれているから、読んだ人の価値観をいい方向に変えてくれると思う。ただ、実践的な対処法はサラッと書かれているから、もっと深く取り入れたい人は橋本翔太先生の「わたしがわたしを助けに行こう」と相性がいいと思う。
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著者の本は全部読んでいるからか、はたまた愛着障害について類書を読んでいるからか、内容的に真新しさがあまり感じられなかった。 とはいえ、「黒い頭」と「白い頭」に分類して心の声を整理する方法は興味深かった。 面倒くさいから、と行動を控えたりすぐAIに頼ってしまう昨今の風潮と、慢性的な...
著者の本は全部読んでいるからか、はたまた愛着障害について類書を読んでいるからか、内容的に真新しさがあまり感じられなかった。 とはいえ、「黒い頭」と「白い頭」に分類して心の声を整理する方法は興味深かった。 面倒くさいから、と行動を控えたりすぐAIに頼ってしまう昨今の風潮と、慢性的な空虚さは繋がっていたんだなぁ、と実感させられる。 合理的で効率的なものが生きる上で有用とは限らない、ということを忘れないようにしたい。
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