日本の食料安全保障とはなにか？ 政経プラットフォームBOOKS

深田萌絵(著者), 鈴木宣弘(著者)

• 販売会社／発売会社: かや書房
• 発売年月日: 2025/05/28
• JAN: 9784910364797

商品レビュー

2025/08/20

深田氏と鈴木先生の、ユーチューブでの対談に、大幅に加筆された本。
日本の安全保障について、国民に大きくは知らされていないことを書いてくださり、とても参考になりました。　

＜内容の一部抜粋＞
日本以外の国は、農業を中心とする一次産業を大変に重視している。
政治家も官僚も国民から託された血税を投入し、有事に備えて自国の農業をしっかりと支える政策を真剣に講じている。
それは単なる「農家保護」ではなく、自分たちを含めた国民の「生きる基盤」を支える最も重要な仕事であるという認識の表れ。

2025/07/17

カロリーベースで38％、穀物にすると28％、種にいたっては9％しか自国で賄えていない。農家は減り、農地も狭くなり続けている。米の備蓄は1.5ヶ月。平和が乱れれば、戦う前に飢えてしまう。令和の米騒動は起こるべくして起きた。輸入に頼ればよいわけではない。緩和される食物安全性の規制基準。海外で禁止された食品は日本だけが売り先になる。流通問題への矮小化を許してはいけない。農協悪玉論に安易に与してはいけない。その金をハゲタカが狙っている。すぐにそこに来てる食の危機。”お任せ民主主義”のツケを払わされるのは次の世代。