商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 潮書房光人新社 |
| 発売年月日 | 2025/06/01 |
| JAN | 9784769819912 |
- 書籍
- 文庫
メディアは死んでいた
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メディアは死んでいた
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阿部雅美『メディアは死んでいた 検証 北朝鮮拉致報道』産経NF文庫。 元産経新聞の記者によるノンフィクション。1960年代から発生していた北朝鮮による拉致事件をその疑いが濃厚であったにも関わらず、世の中に伝えることが出来なかったメディアの責任に言及する。 国民などよりも政府や...
阿部雅美『メディアは死んでいた 検証 北朝鮮拉致報道』産経NF文庫。 元産経新聞の記者によるノンフィクション。1960年代から発生していた北朝鮮による拉致事件をその疑いが濃厚であったにも関わらず、世の中に伝えることが出来なかったメディアの責任に言及する。 国民などよりも政府や政治家の顔色を覗い、政府や政治家の言いなりになって世論を操作して来たメディア。恐らくメディアの体質は今も変わらないのだろう。メディアが真実を伝えるのは芸能ゴシップくらいなものと思って良いのかも知れない。そんな中で、いち早く北朝鮮による拉致事件を伝える記者が居たことを忘れてはならない。 政府や政治家にしても何らインテリジェンスの手段を持たず、米中露の大国に毅然とした態度で挑めないという情けなさ。北朝鮮による拉致事件が放置されていたのも、日本の腰抜け外交の一端とも言える。北朝鮮による拉致事件でなく、米軍の地位協定や思いやり予算や基地問題、ロシアとの北方領土問題、中国による領海侵犯など国民は様々な危機に曝され、負担を強いられている。 一部のメディアでは1980年頃から北朝鮮による拉致を伝える記事を雑誌などに掲載していたと記憶している。自分が大学に入ったばかりの1981年頃、高校時代の同級生の女性が失踪し、高校時代に付き合っていた同級生の男性の元に警察が事情聴取に来たという話を聞き、友人らと北朝鮮による拉致ではないかと噂していたのだ。 しかし、大手のメディアや政府、政治家はこの問題に対して消極的だった。北朝鮮の元工作員や大韓航空爆破事件の犯人の1人である金賢姫の証言などから日本人拉致が事実であることが判明していく。そして、2002年に当時首相であった小泉純一郎の訪朝により北朝鮮側が拉致を認め、5人の日本人拉致被害者が帰国する。これには本当に驚いた。 それにしても、僅か13歳で北朝鮮に拉致された横田めぐみさん、横田めぐみさんの帰国を信じ続け、拉致被害者の会で活動し続けたご両親や家族が不憫でならない。 何年か前に新潟県の拉致被害のあったという海辺を歩いたことがあるが、確かにこの辺りなら北朝鮮の工作員が潜んでいてもおかしくないというような異様な雰囲気の海岸だった。海岸には不審者や不審船への注意を促すような看板や注意書きが幾つも存在していた。 定価1,080円 ★★★★
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