商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
| 発売年月日 | 2025/05/09 |
| JAN | 9784569904849 |
- 書籍
- 文庫
ガラスの海を渡る舟
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ガラスの海を渡る舟
¥902
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商品レビュー
4.3
35件のお客様レビュー
「わたしはなんにでもなれる」は前進させるコトバであり、心を引っ張る呪いのコトバでもあった。 寺地はるなさんの紡ぐ物語がわたしはやっぱり好きだなぁと、読み終えてすぐにそう思う。 自分も含めて上手くスマートに生きたいと思いながら、もがいている不器用な登場人物達が、劇的に何かが変わるこ...
「わたしはなんにでもなれる」は前進させるコトバであり、心を引っ張る呪いのコトバでもあった。 寺地はるなさんの紡ぐ物語がわたしはやっぱり好きだなぁと、読み終えてすぐにそう思う。 自分も含めて上手くスマートに生きたいと思いながら、もがいている不器用な登場人物達が、劇的に何かが変わることがなく少しずつ勇気を出して前に進んでいる姿を感じることが出来るから。 この作品は、「発達障害と才能がセットに考えられているのがおかしい」ことにも触れられている。 何かが出来ないから、何かの才能はあるハズだ。物語風にしたらこれは定石であるが、現実的には違う。いや、そうであってはならない。 自分はこの世で自分だけ。 自信を持って胸を張って生きていく勇気をもらえた。
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好きな本だった 私はどちらかと言うと羽衣子よりの人間で、考え方とか世の中に対する捉え方で似ているところが多かった 自分の嫌いな部分を言葉にされて、それを読んでいるのが嫌になる時もあるくらい でもだからこそ気付かされたことも多かった
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序章で兄がアーティストとして煌びやかな人生を歩んで行くのかと思ったが、慎ましく地道な展開の小説。 心の動きや家族の関係が丁寧に描かれていて、たとえ身近な家族親戚、恋人友人でも人それぞれの人生感がある事を感じ、自分だけが自分の問題を解決できるものだと客観的に思える作品でした。
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