商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 青土社 |
| 発売年月日 | 2025/04/25 |
| JAN | 9784791777099 |
- 書籍
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火葬と土葬
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火葬と土葬
¥3,080
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
日本の歴史において、土葬が主流。 浄土真宗では火葬が基本。身体をこの世から消して成仏する。江戸時代から、仏教から独立するかたちで将軍が土葬が基本となった。
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岩田重則さんの論文は他の著作で何度か目にしていたけど、著作を手に取ったのは本書が初。写真がたくさん掲載されていて、しかも最近撮影したもの(そして何の名残かも説明されている)で、それがすごく良いと思った。今も目にできる、当時の跡。自分もどこか旅に出た際など見る機会があれば、、と思い...
岩田重則さんの論文は他の著作で何度か目にしていたけど、著作を手に取ったのは本書が初。写真がたくさん掲載されていて、しかも最近撮影したもの(そして何の名残かも説明されている)で、それがすごく良いと思った。今も目にできる、当時の跡。自分もどこか旅に出た際など見る機会があれば、、と思いを馳せつつ、こうやってまちを見ながら歩くのだとも思ったりした。 昔は土葬でいまは火葬のイメージがどうしてもあったが、特に浄土真宗(の一部)が火葬、そして「お墓」もなかった。納骨はまた別、というのは自分含め多くの人が知らないのではないか。 小栗判官の話などでは、土葬であれば身体はあるので復活することができるが、火葬されると復活(再生)できない。この話の文脈では体が残っていたおかげでまたこの世に戻れたけど部下たちは火葬したので戻れなった。=火葬しなければ復活できたのに残念といったニュアンスを感じた。一方、火葬して墓を持たず納骨のみすることは阿弥陀仏に帰依して西方極楽浄土にゆけると浄土真宗ではいっている。また、小栗判官の話では復活してすぐは「餓鬼」として生き返った。どちらが良いのか、とても深いというか考えさせられる。どちらの解釈もあると思うから。それぞれの生きること、死生観がとても深く感じた。特に小栗判官のほうは再生することがとても重要に描かれているように感じたが、生きることの重さ、辛さを示唆しているように感じた。また、浄土真宗の阿弥陀仏とひとつになるというものは、私はホラーマンガの「逃亡禁止」で出てくる話(みんな一つになって幸せになる)を思いだしていた。 そして土葬は仏教の宗派によっては、ある時代では貧しいために土葬になったものがあったり、神道として、神様としてうまれかわるために土葬を要件としたり、そこからの「意味」があるのだなと思った。自分は「土に還る」という意味で死んだら土葬にしてほしいと思っていたが、それだけではない土葬のメッセージ、意味があるのだなと思った。 秀吉や信長の、自らの火葬を禁止しようとしたことに対し、異宗教であるキリスト教の宣教師が敏感に反応し記録されていた(ほかの日本人の記録よりも貴重な記録として)ということも興味深い。文化・宗教が違うと理解することは難しいと思われてしまうが、「遺体の扱い方」という点から宗教的な意味、違いを感じ取り理解する感性は違いがあるからこそなのだと思った。(だから異文化や異民族を学ぶ意義があるとも思った) 恐山についての文章も自分にはとても学ぶものがあった。というのも、事前学習なしで昨年恐山へ旅に行ってきたが、そこにある手ぬぐいや服などが何を意味するかをわからないまま言ったからである。これは死者供養であった。私は全く違う想像、あろうことか成長のお祝いやお願いかと思っていた。恥ずかしい限りである。恐山に怖いイメージを抱く人が多いのもこのためだと思う。次に訪れたときは敬虔な気持ちで手を合わせたい。
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●本書では、日本での火葬と土葬の歴史を分析することで、日本人の死生観を紐解くことを試みた本である。 ●著者によると、日本では古代から火葬が浸透しており、近世と明治期に土葬が回帰したが、一貫して火葬が主流であったそうだ。近現代になって火葬に切り替わり、それまではずっと土葬が主流だと...
●本書では、日本での火葬と土葬の歴史を分析することで、日本人の死生観を紐解くことを試みた本である。 ●著者によると、日本では古代から火葬が浸透しており、近世と明治期に土葬が回帰したが、一貫して火葬が主流であったそうだ。近現代になって火葬に切り替わり、それまではずっと土葬が主流だと認識していたので驚いた。日本人の死生観について、死者の隔絶である西方極楽往生と、死者が「先祖」としてあの世とこの世を往復する、矛盾する二つの死生観を共存させた点を指摘する。そしてこれを、前者を火葬と後者を土葬に対応すると考え、日本人の死生観は前者が後者を、もしくは逆を、排除することなく共存させたことで成立したと結論づけたのは、良い発想だと感じた。
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